真珠アクセサリー作り体験の作品を身につける本間選手・吉金選手 -Journal-ONE撮影
本間選手・吉金選手
取材・文:
本間 紀帆・ 吉金 亜希子[伊予銀行ヴェールズ](日本)
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スポーツと観光の両面で地域を元気にする「四国を応援プロジェクト!」。女子ソフトボールの国内トップリーグ(以下、JDリーグ)に所属している、愛媛県松山市の “伊予銀行ヴェールズ(以下、ヴェールズ)” と、四国旅客鉄道(以下、JR四国)がタッグを組んだ、地域活性化の新しい取り組みを紹介します。

愛媛県編・第2章(前編)に続き、ヴェールズの副主将・本間 紀帆選手と、俊足好守の吉金 亜希子選手が初挑戦した、女子旅レポートの続きをご覧下さい。

真珠の生産量日本一! 愛媛が誇る宇和島真珠の真珠会館

吉金:本間さん、突然ですが日本で一番の真珠の産地はどこだと思います?

本間:う~ん。イメージでは三重県の伊勢志摩じゃないかと思いましたが、まさか!?

吉金:そうです!生産量も生産額も愛媛県が※日本一なんです。今日は愛媛県でも最も真珠の養殖業が盛んな宇和島市に来ているのですから、真珠について学んでいきましょう。
 ※農林水産省 令和2年 漁業・養殖業生産統計より

本間:凄く大きな建物が見えてきました。“真珠会館” さんです。店内には真珠のアクセサリーが並んだ煌びやかなショーケースがたくさんあります!「ここ真珠会館では、常時3千点以上もの真珠商品を展示販売しているんです。当社では独自のシステムから高品質な真珠を加工していて、オリジナルブランドもあるんです。」と、真珠会館 専務取締役の森田 雄太さんが教えてくれました。3千点って、選ぶのに悩んじゃいますよね。

吉金:ここ真珠会館でご紹介するのは、 “真珠アクセサリー作り体験” です!私たちは試合や練習でアクセサリーを身につけることは出来ないのですが、ここで素敵な真珠のアクセサリーを作って、休みの日に楽しんじゃおうと思います。

本間:素人の私たちでも上手く作れるよう、指導員の方がお手伝いしてくれるこのメニュー。今回、私たちの師匠をして頂くのは、常務取締役の下口 泰江さんです。そんな偉い方に指導頂くなんて・・・と恐縮していると、「先ずは主役となる真珠の種類を選んでね。ここに見本があるから、自分が身につけたいなと思う真珠を良く見て!」と、緊張する間もなくアクセサリー作りが始まりました。

真珠アクセサリー作り体験中の本間選手・吉金選手 -Journal-ONE撮影

吉金:作業台に並んだ真珠の数、凄すぎませんか?50種類はありますよ!私たちが真珠と聞いて思い浮かぶ乳白色の丸い真珠はもちろん、シルバーやブラック、ピンクに輝く真珠や、様々な形のものもあります。「ここにあるのは、選びやすいようにピックアップしたものだけです。裏には更に何倍もサンプルがあるんですよ。」と、私が驚いている姿をみて下口さんが更に驚く情報を教えてくれます。

様々な種類の真珠 -Journal-ONE撮影

様々な種類の真珠やアクセント用の宝石 -Journal-ONE撮影

本間:こっちのたくさん並んだグラスの中にも、色とりどりの石がありますね。「こっちは、全て宝石で、真珠がより引き立つように真珠の間に配置させるアクセントとして使います。真珠を目立たせるようにクリスタルを配置するデザインも人気なので、スワロフスキーを大中小の3種類用意してありますよ。」と、息をつかせぬ驚きの情報に吉金さんと顔を見合わせてしまいました。私は今シーズン、JDリーグで表彰されるような好成績を残すという目標を立てているので、レセプションに身に付けていけるようなドレッシーなブレスレットを作ってみようと思っていました。ですから、スワロフスキーは絶対に入れたいところです。

真珠アクセサリー作り体験中の本間選手 -Journal-ONE撮影

吉金:私はいつものカジュアルファッションのアクセントになるよう、黒い真珠を中心にPOPな感じのデザインでブレスレットを作ろうと思います。でも、実際に並べてみると、どの組み合わせが良いか悩んでしまいます・・・ その様子を見て、「この黒真珠も大きさが色々あるから、貴方だったらこういう並びが似合うんじゃ無い?」と指導してくれたのは、何と代表取締役社長の森田 澄江さんです! 森田社長は自らも宝飾デザインをされたり、アクセントの宝石を仕入れたりするほど。宝飾真珠オーソリティの直伝指導に更に身の引き締まる思いです。

真珠アクセサリー作り体験中の吉金選手 -Journal-ONE撮影

本間:森田社長の登場で、体験コーナーは一気に盛り上がってきました。「あの宝石が似合うはずだから、ちょっと出してきて!」と次から次へとお宝が机いっぱいに並びます。更には、「あなたたちも折角来たんだから作ってごらんなさい。」と言って、スタッフ全員総出で体験させて頂くことになりました。みんなで相談しながら作品を作るって本当に楽しいですね!

吉金:予定した時間があっという間に終わってしまって・・・ 名残惜しいなぁと思っていたところ、森田社長が「食事の用意が出来たから、一旦食べて時間があったら続きをやってはどう?」と言って下さいました。でも、食事に行って戻ってくるのは大変じゃ無いのかな?

宇和島名産の真珠と鯛めしが一緒に楽しめる!ハイウェイレストラン宇和島

本間:作業を中断して向かったのは、歩いて30秒!のハイウェイレストラン宇和島です。今日のお昼は、本格的な宇和島の郷土料理を頂く予定だったのですが、真珠会館の直ぐ隣にその店があったなんてビックリです。

吉金:愛媛県と言えば、これまた真鯛の生産量日本一!その真鯛を使った郷土料理と言えば “鯛めし” が有名ですが、実は愛媛県には2種類の鯛めしが存在するんです。私の地元である松山市がある中予や東予地方では、焼いた鯛を炊き込んだ “松山鯛めし” が主流なんですが、宇和島市を中心とした南予地方の鯛めしは食べ方が全然違うんです。

豪華なランチに笑顔がこぼれる本間選手・吉金選手 -Journal-ONE撮影

本間:席に着くと凄い豪華なお料理が出てきました。ハイウェイレストラン宇和島の人気メニュー “宇和島鯛めし” とのことですが、他にも郷土料理が盛りだくさんで圧倒されます!
「では早速、宇和島鯛めしの作り方を説明しますよ。」と教えてくれたのは、何と真珠会館の森田社長では無いですか!「先ずは生卵の入ったタレに、鯛のお刺身を入れて・・・」と続ける森田社長に教わった通りの手順で鯛めしを作っていきます。
後から分かったことは、ハイウェイレストラン宇和島も、真珠会館も森田社長の会社なんだそうです。宇和島の2代名産品である真珠と鯛めしを一ヶ所で楽しめちゃうなんて素晴らしい観光スポットですね。写真提供:真珠会館

吉金:そして薬味をいれてかき混ぜたら、白いご飯に掛けて一気に・・・うわぁ~プリプリの真鯛の刺身と特製タレ、生卵が絡んでご飯が進みます、宇和島鯛めし、本当に美味しい。
御前には “宇和島真鯛のかぶと煮” もあります!これだけでもおかずになりそうなボリュームです。甘辛いタレで煮込んだお頭は細かい身まで味が染みこんでいて、もう白米が止まりませんね。

ハイウェイレストラン宇和島の鯛めし -Journal-ONE撮影

本間:この4食に盛られた綺麗なお皿も宇和島の郷土料理なのかな?と不思議そうに見ていると、「これは、千切りして味付けしたこんにゃくに、黄色・緑・赤・白の具を4分割に盛り合わせた宇和島の郷土料理、ふくめんです。」と、JR四国・常務取締役の藤本 聡さんが教えてくれます。
見た目も綺麗でSNS映えしますし、お味もこんにゃく麺がさっぱりしていて美味しいです!「4食の具材は季節を表わしているんですよ。黄色は春の菜の花、緑は夏の野山、赤は紅葉、白は雪ってね。このように一人分に盛り付けたれた器は、内側から季節毎に順番に食べていって最後まで混ぜないのが正しい食べ方なんですよ。」と食べ方まで教えてくれた藤本さん。さすが、四国全体の観光を盛り上げられているJR四国さんです。何でも知っていて凄い勉強になりました。

吉金:「もう食べたでしょ?さぁ続きを始めましょう。」と森田社長にお声かけ頂き、食事中のスタッフを置いて、再び工房に戻ってきた私たち。今度は、完成したブレスレットに似合う、おそろいのネックレスも作らせて頂けることになったんです。嬉しい~!

真珠アクセサリー作り体験の作品を身につける本間選手・吉金選手 -Journal-ONE撮影

本間:私、どちらかと言えば凝り性なんです。この女子旅取材のおかげで、すっかり作る楽しみにハマってしまったかもしれません。真珠会館にまた来て、素敵なアクセサリー作りに挑戦したいです! でもまた来たいって思う一番の理由は、本当に優しくてくれた森田さん、下口さんを始め、社員の皆さんにまたお会いして、今回のような楽しい時間を過ごしたいからなんだと思います。
最後に、私たちが6月17日(土)、18日(日)に西予市の宇和球場で公式戦を行うことをお知らせすると、「応援に行くよ!頑張ってね!」と温かい言葉を掛けて頂きました。試合後に活躍した選手がインタビューを受ける “ヒロインインタビュー” というコーナーがあるので、お立ち台でこのアクセサリーを付けて愛媛の特産品をPR出来るように頑張ります!

 

本間選手・吉金選手と真珠会館のみなさん -Journal-ONE撮影

真珠会館前で記念撮影 -Journal-ONE撮影

南予の祭礼に欠かせない “牛鬼” って?

吉金:宇和島真珠のアクセサリー制作体験でお世話になった真珠会館を後にして、次は宇和島が誇る観光地である宇和島城の登り口に向かいます。やはり、築城の名手で知られる藤堂高虎が建てた街のシンボル・宇和島城を紹介するんですね。

本間:いえいえ。宇和島城も魅力的な観光地ではありますが、今回は2021年8月にオープンしたばかりの宇和島市観光情報センターシロシタへ行ってみたいと思います。

宇和島市観光情報センターシロシタ -Journal-ONE撮影

吉金:新築の木の香りが良いですね! 和を感じる外観は宇和島城下の雰囲気にとっても合っています。1階は共有スペースや、観光案内コーナー、様々な宇和島のおみやげも売っているんですね。このシロシタでは何を紹介するのですか?

本間:ここでは、 “ブーヤレ” の制作体験を紹介したいと思います。“砥部焼の絵付け”、“宇和島真珠のアクセサリー制作” とここまで『地域の皆さんとふれ合いながら作って学ぶ』ことで、愛媛県の色々な魅力を知ることが出来たのですから、ここでも愛媛県の楽しい制作体験に挑戦したいと思います。

吉金:「ブーヤレは、宇和島の祭りに欠かせない牛鬼の形をした木彫りの玩具で、魔除けの置物です。」と宇和島市観光物産協会の幸渕(こうぶち)さんが教えてくれましたが、鬼が魔除けしてくれるっていうモノとして大事にしている地域は珍しいですよね。

牛鬼の形をした木彫りの玩具“ブーヤレ” -Journal-ONE撮影

本間:確かにそうですね。鬼と聞いて先ず思い浮かぶのは、桃太郎の鬼退治とか節分の豆まき。鬼は退治するものと言ったイメージですよね。しかし、宇和島市観光物産協会の事務局次長・水野 琴美さんは「ここ宇和島を中心とする愛媛県南予地方では、悪魔払いや魔除けとしてお祭りの先導役を務めたり、家々の軒下に飾られたりしているんですよ。全国でも鬼を魔除けにするのは確かに珍しいです。」と、宇和島ならではの鬼のイメージを話してくれました。

吉金:牛鬼という名前の通り、頭は鬼のようですが身体は牛のようです。牛鬼という怖そうな名前とは違って、飾ってあるブーヤレは色とりどりでカワイイものばかり!「民芸品のブーヤレの白木に、アクリル絵具、色紙、和紙、ビーズ、毛糸などを使って、色付けと装飾をして頂きます。」と幸淵さんに案内して頂き工房へと移動します。

本間:今回の取材で制作意欲が随分とかき立てたれました。さて、どんなカワイイ Myブーヤレに仕上げようかなぁ。

吉金:私はチームカラーのグリーンをメインに、チームに嫌な流れが来たらこのブーヤレにお祓いしてもらいましょう。

ブーヤレ制作体験中の本間選手・吉金選手 -Journal-ONE撮影

本間:幸渕さんに教えて頂きながら、30分ほどで綺麗に塗り上げることが出来ました!新聞紙で作った手提げに色落ちしないようにブーヤレを入れて、大切に持って帰って飾りたいと思います。ブーヤレを持って皆さんと記念撮影です。宇和島市観光物産協会の皆さん、宇和島の風習を色々と教えて頂き有り難うございました。次は宇和島城に登ってみたいですね。

制作したブーヤレを持って記念撮影 -Journal-ONE撮影

本間選手・吉金選手と宇和島市観光情報センターシロシタのみなさん -Journal-ONE撮影

食も文化も揃った道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場

吉金:シロシタから直ぐ近く、宇和島バイパス沿いに大きな道の駅があります。昨年の秋、宇和島のみかん農家さんの収穫お手伝いをした帰路に立ち寄った、“道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場” ですね。

本間:道の駅と言えば、ご当地のグルメやショッピングが楽しめるスポットなんですが、ここきさいや広場はそれだけじゃないんです。先ほど初めて知った牛鬼をもっと学べる施設があると宇和島市役所 商工観光課の上月(こうつき)彩季さんに教えてもらったので、そちらを訪ねてみたいと思います。

吉金:“牛鬼館” って言うんですね。中に入ると・・・うわっ!とっても大きな牛鬼がいますよ!出迎えて頂いたのは、宇和島市役所牛鬼保存会の会長・楠葉 拓史さんです。お祭りの保存を市役所がやっているんですね。

牛鬼パネルで記念撮影する本間選手・吉金選手 -Journal-ONE撮影

本間:例年7月22~24日に開催される “うわじま牛鬼まつり” に登場する20体あまりの牛鬼のひとつを保存している楠葉さん。「ここに展示してある牛鬼が実際のお祭りに出るんです。他の牛鬼は祭りが終わると解体して収納されるので、一年中見て頂ける牛鬼はここ牛鬼館にある牛鬼だけです。」と楠葉さんが説明してくれます。

本間選手・吉金選手と宇和島市役所牛鬼保存会会長・楠葉 拓史さん -Journal-ONE撮影

吉金:「古くから魔除けや厄払いの鬼として南予地方に伝わる牛鬼は、鬼のような顔に長い首、赤い布やシュロで覆われた牛の胴体、剣に似た尻尾を持っています。祭りでは御神輿の先導を務め、悪魔払いをして練り歩くんです。」と楠葉さんが牛鬼を分かりやすく解説してくれました。「2016年8月に日産スタジアムで行われた、ももいろクローバーZさんのライブ “桃神祭2016 ~鬼ヶ島~” にこの牛鬼は出演したんですよ。当時、高城れにさんが宇和島まで足を運んでくれて、牛鬼の迫力がライブに合うってね。」と言う話を聞いて、私の推しメンバーの玉井 詩織さんも牛鬼に触ったのかなと思ったら、テンション爆上がりしてしまいました!

牛鬼に乗る吉金選手と楠葉さん -Journal-ONE撮影

本間:興奮する吉金さんを見て、楠葉さんが牛鬼に乗せてくれたので、ライブのような写真が撮れましたよ(笑)。

吉金:ももいろクローバーZさんが声を掛ける程のお祭りが愛媛県にあったなんて驚きですよ。寮に帰ってDVDをチェックしないと。

本間:次はお待ちかねのお買い物タイム!生産者さんから直送された農産物や、宇和海の新鮮な魚介類など買い回るのも楽しいですね。私は、愛媛県で開発された新品種のみかん・甘平(かんぺい)を買いました。市場に多く出ることのない品種ですが、みかんの産地であるここ宇和島には、大きい甘平がたくさん売っています。粒々した食感が楽しめて、甘く、ジューシーで香りもある甘平。私が大好きな品種ですので、皆さんも愛媛県に来て食べてみて下さいね。

道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場でお買い物中の本間選手・吉金選手 -Journal-ONE撮影

吉金:じゃこ天や宇和島鯛めし、みかんソフトクリームといった地元ならではのグルメが楽しめるのも良いですね。案内してくれた支配人の松廣 大士さんと記念撮影して宇和島の取材が無事に終わりました。

本間選手・吉金選手と道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場 支配人の松廣 大士さん -Journal-ONE撮影

四国を応援プロジェクト!を終えて

本間:この取材を通じて、本当に新鮮な体験をたくさんさせて頂きました。愛媛県が誇る歴史や文化、特産品など、今まで知らなかったことばかりでした。実際に自分で創るという体験を通して、その道のプロフェッショナルの方々と話をしながら愛媛を深く知る旅が出来たことは印象深いですね。パンフレットを読んだり、ウェブサイトで調べただけでは分からない魅力を身体全体で感じることが出来ました。
砥部焼絵付け体験のとべりての先生方、宇和島真珠アクセサリー製作の森田社長、ブーヤレ制作の幸淵さん、地域の方との素敵な出会いは忘れられない出来事です。
伊予灘ものがたりでは、アテンダントの皆さんや、手を振ってくれた地域の皆さんのホスピタリティに感動しましたし、皆さんとふれ合う度に、私も皆さんに元気になって頂けるようなプレーをしようという思いがどんどん強くなりました。
このレポートを読んで下さった皆さんも、是非愛媛県に遊びに来て私たちの感動を少しでもシェアしてくれると嬉しいです。もちろん、6月に西予市宇和球場で開催されるJDリーグのレギュラーシーズンでも良い結果を出して、皆さんと喜びを分かち合いたいと思いますので、応援と観光の両方を楽しんで下さいね。

吉金:人との繋がりって本当に有り難いなぁって感じる取材でした。出会う人出会う人、愛媛の皆さんは本当に心が温かくて、皆さんの笑顔につられて自分も笑顔になっていました。
私たちのソフトボールの試合でも、応援しに来てくれた皆さんに笑顔になって頂けるようなプレーやふれ合いが出来たら良いなぁって、出来るようになりたいなぁって考えながら取材をしていました。
伊予灘ものがたりに乗った時は、沿線に住む皆さんや下灘駅でお出迎えしてくれてた皆さんの “お手ふり” に感動してしまって・・・ 泣きそうになってしまいました。
皆さんは、伊予灘ものがたりを愛媛県の誇りのように思われていて、それに乗って地元まで来てくれた旅行者の皆さんを本当に温かく迎え入れているんだなぁって。
私は愛媛の出身ですが、改めて愛媛県って凄いところなんだと思いました。

- Journal-ONE取材後記インタビュー:伊予銀行ヴェールズGMの片山 章さん

今回、JR四国さんと一緒にこの取材をさせて頂くことが出来て本当に嬉しく思います。愛媛県出身の私でも知らなかったことがたくさんあって、改めて愛媛県の素晴らしさを実感しました。取材コンセプトの “人と人との繋がり” はどこに行っても本当に温かく、愛媛県外から来ている本間選手や辻井選手はもちろん、ご当地出身の庄司選手や吉金選手も、愛媛県にはまだまだ知らない魅力がたくさんあるんだということに気付いたと思います。
昨年秋に取材して頂いた、宇和島のみかん農家さんの収穫お手伝いは、単純に労働力として地域の産業に貢献する活動でしたが、今回は私たち伊予銀行が地域貢献として行っている活動に近い取り組みとなりました。
4月から始まる、日本女子ソフトボールのトップリーグ・JDリーグでは、地元・愛媛県での主催試合が3度行われます。ヴェールズの試合を観戦しに来て頂く県外からのファンに、是非もう一泊して頂いて、伊予灘ものがたりを始めとする愛媛県の素晴らしい観光地にも足を運んで頂きたいと思います。

- Journal-ONE取材後記インタビュー:JR四国 営業部 誘客戦略室長 上田 純子さん

楽しそうに取材しているヴェールズの選手たちの明るさに、私たちまでパワーを貰いました。JR四国は、地域に根ざした鉄道会社として、地元の皆さまと一緒になって地域の発展に貢献していくことが使命だと考えて活動しています。今回、同じ志を持つ伊予銀行さんに所属するソフトボール・アスリートの皆さんと一緒にこの企画を実施しましたが、アスリートの明るさと地域の皆さんの温かさが重なり合う様子を見て、地域を元気にする新たなヒントが湧いてきました。
地域を元気にするために私たちが観光誘客でやっていることと、ヴェールズがスポーツを通じてやっていることには多くの共通点があります。今まではその共通点を繋いで一緒に取り組む機会がありませんでしたが、他でもない地域の皆さんの “お手ふり” が心の距離をぐっと縮めてひとつにしてくれました。互いが笑顔に溢れ、互いが元気になることで、周りに多くの人が集まって地域が元気になる。そんな素敵な光景が見られるよう、これからも色々と企画を練っていきたいですね。もちろん、私たちもヴェールズの選手たちを応援しています!開幕戦(兵庫県尼崎市で開催)から応援に行きたいですね。と4選手の活躍を観るのが待ちきれないといった様子でした。

 

2023シーズンを前に、本間 紀帆選手と吉金 亜希子選手が初挑戦した女子旅レポート、如何でしたか? 同じ伊予銀行ヴェールズに所属する、庄司 奈々選手と辻井 美波選手のレポートと読み比べて頂ければ嬉しいです。
また、4名の選手が体験したJR四国の観光列車 “伊予灘ものがたり” スペシャルコンテンツも配信していきますので楽しみにしていて下さいね。

伊予銀行ヴェールズが所属する、JDリーグは4月15日(土)から開幕!6月17日(土)、18日(日)には、愛媛県西予市の宇和球場で公式戦も行われます。
地域のために、ファンのために全力で戦うヴェールズの皆さんと、愛媛県の皆さんの深い絆で宇和球場が満員になることを願っています。

■記者プロフィール
本間 紀帆
伊予銀行ヴェールズ所属のソフトボール選手。1995年生まれ、千葉県君津市出身(千葉商高)。ソフトボールを始めたのは高校生からで、それまでは少年野球やバレーボール部に所属していた。今年でリーグ在籍10年目のシーズンを迎える。ガッツあふれるプレーと、チャンスに強い長打力のある打撃が魅力の外野手。趣味はカラオケ、好物はなまこ酢。
吉金 亜希子
伊予銀行ヴェールズ所属のソフトボール選手。2002年生まれ、愛媛県松山市出身(済美高)。中学時代は愛媛県選抜の主将を務め、高校時代にはU16・U17に選出された。元気いっぱい、俊足・堅守の内野手でチームのムードメーカーも努める。在籍4年目の今シーズンもハスキーな声でチームを盛り上げる。趣味はアニメ鑑賞、好物はたこ焼き。
アクセス
①真珠会館 ②ハイウェイレストラン宇和島 ③宇和島市観光情報センターシロシタ ④道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場

 

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