期待の新星・弓納持 あみ選手
リードされた2回裏、松本 由佳選手が2塁打で作ったチャンスに、ルーキー・弓納持 あみ選手、小泉 向日葵選手が続いて安打を放って同点に追いつきました。接戦に持ち込む試合運びは、こういった打線の援護が不可欠。
この日、複数安打を放った弓納持選手は、「昨年12月から練習に参加していますが、冬場に多くバットを振り込んだことが結果に繋がっています。徐々にミート率は上がってきていますが、後半戦に向けてまだまだ上げていきたいです。」と好調の要因を教えてくれました。
また、前半戦を振り返っては、「皆さん、前半戦の応援ありがとうございました。もっと魅力的なソフトボールを見ていただけるよう、夏の間に練習していきます。」と、後半戦への巻き返しも誓ってくれた弓納持選手の更なる進化が楽しみですね。
“一番槍” に続く新星・小栗 巳緒乃投手
翌6月18日の大垣ミナモ戦で登板したのは、弓納持選手と共に今年のブレイブベアリーズを活気付かせているルーキーの小栗 巳緒乃投手です。
「練習ではそれほど調子が良いということは無かったのですが、マウンドでは新人らしく細かいことを考えずに攻め続けたことが良かったです。」と振り返った小栗選手。
その言葉通り、先輩の山田投手同様の度胸満点のピッチングで、ミナモ打線を抑え込んでいきます。
ピンチを凌ぎ、6回までミナモ打線を零封していた小栗選手でしたが、7回の先頭打者・内田 小百合選手に安打を許したところで昨日完投した山田投手にマウンドを譲ります。「ロングイニングを投げきるために練習を続けてきましたので、最後まで投げきれなかったのは本当に悔しいです。1-0の場面で任せてもらえるような投手になれるよう努力して、次は完封します。」とこの日の投球を振り返った小栗投手。
「高卒1年目ですが、たくさん試合に出させて頂きました。その中で課題もたくさん見付かりましたので後半戦までの1ヶ月意識して練習して、チームを勝利に導けるような投球ができるようにしたいです。」と後半戦に向けた抱負も話してくれました。
無安打の攻撃陣を名将が導く
ミナモの先発・Ellen ROBERTS(エレン・ロバーツ)投手に打者一巡まで無安打に抑えられていたブレイブベアリーズ。今まで3塁コーチャーズボックスで選手たちを見守っていた森澤監督が動きます。4回裏の攻撃前に円陣の輪に入り、身振り手振りを交えて選手たちに何やら策を授けました。
すると、この回先頭の黒木 美佳選手がレフトへ綺麗に流すヒットで早速出塁し、先制のチャンスを作ります。2死2、3塁となり打席には松本 由佳選手。こちらも黒木選手と同様、ミートを重視して放った打球は投手頭上を襲うセンター前へのタイムリーヒット!
名将の策に選手たちが応えて鮮やかに先制点を奪い、小栗投手を援護します。
7回二死の土壇場で同点に追いつかれ、2試合続けてのタイブレークとなったブレイブベアリーズ。8回に1点ずつを取り合い、タイブレーク2回目(1死2、3塁から攻撃)の9回に突入!先攻のミナモに3点を奪われますが、簡単には終わりません。3番・髙原 侑里選手の犠牲フライで1点を返し、2死1.2塁と一発出ればサヨナラのチャンスを作ります。
ここで打席には先制のタイムリーを放った松本選手が入り、応援団の期待も高まりますが反撃もここまで。
2試合続けてのタイブレークと、“良い試合” を見せてくれたブレイブベアリーズでしたが、前半戦最終節をあと一歩で終えた後半戦の巻き返しに注目です!
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