また、同時に保護増殖事業を行うことで繁殖数を増やしつつ、クイナの森で実物展示を行うことで広くヤンバルクイナに関する知識を広めていこうとしている訳なのです。
ヤンバルクイナに会いに行こう
保護養殖事業の下、厳正な体重管理もされているヒッター君はちょっと太り気味。エサの量を減らして健康を維持しているのだとか。
「エサを減らした犯人が私だと思っているんです。ですから、見学者がいなくなった時には、ヒッター君が私に小枝を投げつけて抗議してくるんです(笑)。」との説明に一同大爆笑。
「最近では、マングースの被害よりも自動車事故で死んでしまうヤンバルクイナが多くなっています。皆さん、帰り道は安全運転で帰って下さいね。」と見送られた私たち。人間の都合でマングースの脅威に晒され、縄張りに侵入する人間の自動車の危険にも晒されるヤンバルクイナたち。自然との共生には、考えるべきことがたくさんあると改めて気付かされた観光にもなりました。
ヤンバルクイナ生態展示学習施設 クイナの森
住所:沖縄県国頭郡国頭村安田1477-35
入場料:大人700円、小中高生200円
休館日:毎週水曜日
営業時間:9時00分-17時00分 (最終受付16時30分)
アクセス:那覇空港-沖縄道西原IC-沖縄許田IC-国道58号-県道2号 レンタカー(約120分)