・4月13日:金栗記念選抜陸上中長距離 (熊本:えがお健康スタジアム)
・4月13~14日:吉岡記念出雲陸上(島根:浜山公園陸上競技場)
・4月20~21日:兵庫リレーカーニバル(兵庫:神戸総合運動公園ユニバー記念陸上競技場)
・4月29日:織田記念国際陸上(広島:広島広域公園陸上競技場)
・5月3日:静岡国際陸上(静岡:小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
・5月3日:日本選手権10000m(静岡:小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
・5月4日:ゴールデンゲームズin のべおか(宮崎:延岡市西階陸上競技場)
・5月5日:水戸招待陸上(茨城:ケーズデンキスタジアム水戸)
・5月12日:木南記念陸上(大阪:ヤンマースタジアム長居)
・5月19日:セイコーゴールデングランプリ陸上(東京:国立競技場)
・6月2日:布勢スプリント(鳥取:布勢総合運動公園陸上競技場)
・6月22~23日:日本選手権混成競技(岐阜:岐阜メモリアルセンター長良川競技場 )
・6月27~30日:日本選手権(新潟:デンカビッグスワンスタジアム)
五輪出場を狙う有力選手の動向
大会にエントリーする選手や、競技のタイムテーブルの詳細は、4月上旬以降になることが見込まれている。このため、確定情報が少ないことを、お許しいただきたい。
現時点で「出場が確実」と明言できるのは、先日、正式にリリースされたセイコーGGPの男子110mハードルに出場する泉谷のみ。セイコーGGPでは、田中と廣中の出場もアナウンスされたが、田中は1500m、廣中は5000mと、ともに別種目での出場となるため、ここでの「内定」はないが、ともに参加標準記録を突破して、複数種目での代表入りに大きく近づくことは十分に考えられる。
廣中は、5月3日の日本選手権10000mに、4連覇&即時内定を狙って出場してくることになるだろう。一方の田中は、国内で5000mに出場するとしたら、金栗記念(4月13日)、織田記念(4月29日)、ゴールデンゲームズ(5月4日)と候補となる大会の数も多い状況。田中といえば転戦を重ねていくことで知られるが、今やそのフィールドを大きく広げて、世界中を飛び回っているだけに、国外のレースを選択する可能性もある。
今春、大学を卒業した三浦、例年の初戦は3000m障害でなく、1500mや5000mなどのフラットレースでシーズンに入っていくが、今年はどうするのか。パリ本番での戦略を考えると、様々なレースパターンを試せる海外のレースを選ぶかもしれない。走高跳の赤松は、まだエントリー状況は公になっていないものの、例年の流れを見る限り、静岡国際を経て、セイコーGGPで記録を狙っていくことが予想される。
やり投・北口榛花の”世界一の放物線”を見る機会も
ちなみに、トラック&フィールド種目で、唯一パリ行きチケットを手に入れている北口は、チェコを拠点としてトレーニングを行っているが、今季は、蘇州(中国)で行われるダイヤモンドリーグ(4月27日)で初戦を迎えたあと、日本に帰国し、国内でいくつか試合を重ねていく計画を立てている。
このスケジュールから想像すると、5月19日のセイコーGGPのほか、もしかしたら5月5日の水戸招待でも、“世界一の放物線”を目にすることができるかもしれない。
実は、日本陸上界の競技水準は、ぐんぐんと高まっている状況で、今回、触れた選手以外にも、世界水準の記録を狙える選手、赤丸急上昇の飛躍を遂げてきそうな選手が目白押し。また、代表入りを懸けて、激しい戦いが予想される種目も数多くある。どの選手が、どの大会に出場してくるのかを想像しつつ、エントリー発表を待つことにしよう。
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