アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

Journal-ONE | JDリーグ ビックvs戸田中央 試合のカギを握る(右から)内藤、上野、坂本、増田の各選手
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リーグ屈指の好カードは嵐の予感?

女子ソフトボール “ニトリJDリーグ” の第6節。群馬県高崎市にある宇津木スタジアムで行われた “ビックカメラ高崎ビークイーン”  と ”戸田中央メディックス埼玉” の一戦。

全国的に今年一番の暑さとなった日中だったが、ソフトボールタウン・高崎はやや雲がかかり、それほどの暑さは感じない。しかし、両チームの旗や横断幕が音を立ててはためく程の強風が気になるところ。

Journal-ONE | JDリーグ ビックvs戸田中央 ピンチでマウンドに集まるビックカメラ高崎の選手たち

岩渕有美監督を中心に円陣を組むビックカメラ高崎-Jouurnal-ONE撮影

ゲームに嵐を呼ぶ前触れか?ここまで9勝2敗、東地区首位に座る強豪同士の好カードに、試合前から多くのファンが集まってきた。周辺住民への配慮で ”鳴り物応援” を控えるナイトゲームだが、この熱いファンたちの声援により、序盤戦屈指の好カードは最後まで勝負の行方が分からない白熱した試合展開となった。

この日、誕生日を迎えた戸田中央の福田 五志監督は試合前、「(天王山ということに)あまり意識はしていない。まだまだチームの状態は上がっていくので、先ずは出来ることを確実にやっていきます。」と穏やかな表情で話す。

Journal-ONE | JDリーグ ビックvs戸田中央 首位攻防の大一番が誕生日となった福田五志監督(戸田中央)

首位攻防の大一番が誕生日となった福田五志監督(戸田中央)-Jouurnal-ONE撮影

“互角” な両チームのエースが力投

この試合の鍵を握ると思われる選手たちの成績を比べると、面白いように一致している。

ビックカメラ先発・濱村 ゆかり投手は、愛知県安城市で行われた開幕戦(デンソーブライトペガサス戦)に完封すると、ここまで防御率1.44、既に6勝を挙げる活躍で、好調なチームを牽引している。

2022年は13勝2敗、防御率0.81という圧倒的な成績で、ビックカメラを初代・JDリーグ女王の座に押し上げた濱村投手。この試合も、持ち前のストライクゾーンいっぱいを攻める抜群な制球力を見せ、初回から戸田中央打線を抑え込んでいった。

Journal-ONE | JDリーグ ビックvs戸田中央 抜群の制球力で試合を作ったチームの勝頭・濱村ゆかり(ビック)

抜群の制球力で試合を作ったチームの勝頭・濱村ゆかり(ビック)-Jouurnal-ONE撮影

一方の戸田中央・先発は “推しのソ増田 侑希投手。

濱村投手と同じ、防御率1.44、6勝は、今シーズン躍進するチームの象徴でもある。昨シーズンの成績(6勝4敗)と既に同数の勝ち星を挙げる増田投手は、間違いなく自己最多の勝利数が期待される。防御率も2.29と決して悪くない昨年の数字に対し、今シーズンはさらに1点以上も改善している安定感に注目が集まる。

Journal-ONE | JDリーグ ビックvs戸田中央 戸田中央躍進の鍵を握るエース・増田侑希

戸田中央躍進の鍵を握るエース・増田侑希-Jouurnal-ONE撮影

増田投手が覚醒した一つの要因として福田監督が挙げたのは、今年 “日立サンディーバ” から移籍した坂本 結愛選手のインサイドワーク。「相性自体は他の捕手たちと変わらないのですが、投球の組み立てにバリエーションができたため、増田の投球に幅が出たのだと思います」と、チーム作りが順調に進んでいることを話していた。

期待の若手が地元で躍動

試合が動いたのは2回、地元・高崎の声援を受けたビックカメラの攻撃。

先頭の “推しのソ炭谷 遙香選手のヒットを皮切りに、2死一、二塁とチャンスを作ると打席にはルーキー・井出 久美選手が入る。今年、高崎健康福祉大学高崎高からビックカメラに入団した “ご当地のトッププロスペクト” の登場に、スタジアムの歓声が一層高まる。

Journal-ONE | JDリーグ ビックvs戸田中央 地元・高崎で先制適時打を放った井出久美(ビック)

地元・高崎で先制適時打を放った井出久美(ビック)-Jouurnal-ONE撮影

この歓声に応えたい井出選手が放った打球は、左中間のフェンスをワンバウンドで飛び越える先制適時二塁打!続く、新キャプテンの藤本 麗選手も技ありの左前適時打を放ち、ビックカメラが2点を先制した。

流れを掴むベテランの経験値

2点を先制したビックカメラは、ベテランの経験と技でさらに流れを掴む。

「あの場面は(一発を)狙う場面でした。レフトへ強く風が吹いていたので、それを活かせるボールを狙っていました」と話したのは、東京五輪、アジア大会の金メダリスト・内藤 実穂選手。

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