だから、選手たちが自分たちの幸運を理解してくれているのはありがたいことだし、ここでの時間を最大限に活かしたい」と懐かしそうに振り返りつつ、新施設が利用できることをおおいに歓迎した。
リーチも「2015年の時と違って楽しい。2015年の日本代表合宿は地獄だった(笑)。今の日本代表は選手1人ひとりの質が高いので、ジョーンズHCはあまり多くのきつい練習を、たくさんやる必要ない。スキルも理解度も高くて、よりプロフェッショナルな選手が多くて、すごくやりやすいと思っているのでは」と話した。
ジョーンズHCは国際経験があまりない選手や大学生の選手も招集。2023年ワールドカップ時には29歳だった平均年齢も、4年後を見据えて25歳と若返った。
以前のエディー・ジェパンは”ジャパンウェイ”(JAPAN WAY)を掲げて、ボールを継続し、アタックを続けるラグビーを指標としたが、新生エディー・ジャパンでは、動くスピードも考えるスピードも速い”超速ラグビー”を掲げて、急ピッチで強化を進めている。
改めて2度目の日本代表指揮官に就いたジョーンズHCは、「日本代表はいい時期もあったが、今のところ、チームは下り坂。だから、それを変える必要がある。私たちは、他の国と違うラグビーをやる必要がある。これまでとは違うプレースタイルである『超速ラグビー』でそれを実現したい」と語った。
さらに「このような日本代表のHCという機会を与えてもらい、とても光栄で日本代表の次世代を担う選手の育成には大きな責任がある。でも、この仕事をするのが楽しいです」と意気込んでいる。
2024年の日本代表スケジュール
2027年にオーストラリアで開催されるラグビーワールドカップで、過去最高のトップ4を目標に掲げる新生エディー・ジャパン。今後も、10年以上使用し続けている宮崎の地でさらなる進化を深めていく。
◆夏のテストマッチ日程
・6月22日(土)vs.イングランド代表 @国立競技場(東京)
・6月29日(土)vs.マオリ・オールブラックス @秩父宮ラグビー場(東京)※
・7月 6日(土)vs.マオリ・オールブラックス @豊田スタジアム(愛知)※
・7月13日(土)vs.ジョージア代表 @ユアテックスタジアム仙台(宮城)
・7月21日(日)vs.イタリア代表 @札幌ドーム(北海道)
※マオリ・オールブラックスとの試合はテストマッチではないため、日本代表はJAPAN XVとして戦う
◆パシフィックネーションズカップ2024
・8月25日(日)vs.カナダ代表 @バンクーバー(カナダ)
・9月 7日(土)vs.アメリカ代表 @熊谷ラグビー場(埼玉)
・9月14日(土)or15日(日)準決勝 @秩父宮ラグビー場(東京)
・9月21日(土)決勝/3位決定戦 @東大阪市花園ラグビー場(大阪)
◆秋のテストマッチ日程
・10月26日(土)vs.オールブラックス @日産スタジアム(横浜)
・11月09日(土)vs.フランス代表 @スタッド・ドゥ・フランス(パリ)
・11月24日(日)vs.イングランド代表 @トゥイッケナム(ロンドン)
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