Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

さまざま選手がコートにいる中、日本代表キャプテンの池さんは峰島さんと激しくぶつかりながら、他の選手たちに常に目を配って的確にポジショニングや対応の仕方をコーチしていきます。自分もプレーしているのに、なんでそんなに周りが見えるのでしょうか・・・

ローテーションの合間には、ベテランの松岡さんと崎山さんが同じローポインターの森澤さんと試合展開の解説をしたり、池さんが角さんとスペースへ切り込むタイミングを話し合ったりと、休む間もなく技術を吸収しようと密度の濃い時間を過ごしていました。Wheelchair Rugby -Journal-ONE撮影

観戦ポイント その3:ミニゲームで戦術を勉強

コートに立つ選手4人の持ち点の合計が常に8点以下で構成されなければならない車いすラグビー。4人一組を構成する “ライン” を見て、そのチームがどのような試合展開をするのかを予想するのも試合観戦の重要なポイントとなります。

合宿2日目は、AXEにニック選手と倉橋 香衣(かえ)選手が合流し、両チームの人数が揃いました! いよいよミニゲームでより実践に近いトレーニングが始まります。

持ち点8点を超えないようにラインを編成するには、基本的にハイポーンター2名とローポインター2名の組み合わせが多いようです。例えばAXEの峰島さん(持ち点3.5)、羽賀さん(持ち点2.0)、乗松さん(持ち点1.5)、山口さん(持ち点1.0)のラインですと、ちょうど8点になりますね。Wheelchair Rugby  コバック ニコラス ポール選手(AXE) -Journal-ONE撮影

Wheelchair Rugby 東京2020パラ銅メダル 倉橋香衣選手(AXE) -Journal-ONE撮影

こういったラインを幾つも用意し、相手チームとの相性や選手たちの疲労度、試合の流れを見ながら入れ替えをしていきますので、バリエーションの多いチームほど優位に試合を展開できることになります。

ところが、先日のSHIBUYA CUPでAXEにとって重大な “事件” が発生してしまいました・・・ 日本代表に選出された青木 颯志選手のクラス分けで、持ち点が2.0から3.0に変更されてしまったのです。羽賀さんと同じ持ち点2.0の青木さんは、羽賀さんとの入れ替わりでラインを組むことがあり、攻守の要として期待されている選手。来年1月に行われる日本選手権での上位進出を狙うAXEは、青木さんの持ち点変更でラインの組み直しを余儀なくされてしまったのです。

「正直、颯志の持ち点変更は痛いです。でも、この合宿で強豪のFreedomさんを相手にプレーオフに向けた修正をすることが出来るので、前向きに考えていきたい。」と峰島さんが語ったように、既に日本選手権への出場を決めているFreedomとの合宿は絶好のタイミングだったようです。

「いつも対戦しているチーム同士ですし、日本代表で一緒にプレーする機会の多い選手ばかりなので、お互いの戦術はある程度分かっているのですが・・・」と羽賀さん。

やはり、実際の観戦で各チームのラインにも注目しながら、自分たちで戦術を予想する楽しみを全て紹介するのは止めておきましょう!

この日だけで4時間以上もミニゲームを行った両チーム!

「プレーオフ、日本選手権に向けてウチがメインとするラインでしっかり練習できたことが大きな収穫でした。フィジカルの強度もキツくて良かったです。」と羽賀さんが語るように、さすがのトッププレーヤーもかなり肉体的にキツい練習だったようです。Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影

ハードワークだけじゃない!合宿を心待ちにしていた皆さんとの交流

日の丸を背負う選手たちが集うこの合宿。開催を心待ちにしていた皆さんとの交流も素敵な時間となりました。

練習時間の合間に設けられたスタッフの皆さんを入れたミニゲーム!

Freedom、AXEのスタッフはもちろん、今回の合宿開催に尽力された高松市の藤澤さんもFreedomに入ってゲームに参加しました。

バスケットボールで鍛えた藤澤さんも、ラグ車のチェアワークに悪戦苦闘。「思っている方向にラグ車を進められない!」と最初は戸惑っていましたが、池さんのアドバイスを受けて徐々にラグ車の操作に慣れてきたようです。パスを受けてトライをするなどの大活躍を見せた藤澤さん。「地元・高松市の皆さんにもこの楽しさを体験していただきたい。」と合宿最終日には車いすラグビーの体験会も企画されていました。Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同合宿 誘致に尽力した高松市の藤澤直子さん -Journal-ONE撮影

「関東ではスタッフを入れたゲームをやる機会はあまりないのですが、皆さんとの交流を深めることが出来て良かったです。」と乗松さん。ラグ車に乗る体験だけでも貴重ですが、実際に試合に参加することで車いすラグビーの凄さや楽しさを実感できるのはとても良い機会ですよね。

楽しいだけでは終わらないのが合宿・・・ 試合に負けたチームは、コートを10往復するペナルティがあり、敗れたチームのスタッフも必至にラグ車を走らせていました。これはキツい・・・Wheelchair Rugby Freedom×AXE合同練習in高松市 -Journal-ONE撮影

いつも関東で活動しているAXEを取材してきましたが、ここ四国・香川県で初めてお会いしたAXEのスタッフがいます。安藤 芽久美さんです。安藤さんは兵庫県で “作業療法士” のお仕事をされているとのこと。病気や怪我で障がいが生じた方に対して、“作業(着替えなどのセルフケア、家事、仕事、余暇、地域活動など、日常生活にかかわるすべての活動)” によるリハビリテーションを通して、日常生活に必要

な能力の回復・維持を図る専門家が作業療法士さんなのです。

「私は、兵庫県の病院で倉橋さんの作業療法士だったんです。それがご縁ですっかり仲良くなって、私もAXEに入れてもらったんです。」と安藤さん。兵庫県でお仕事をしながら埼玉県のチームに所属する理由が分かりました。「普段、関東の活動に参加することは出来ないのですが、今回は近くの香川県での合宿でしたので参加できて嬉しいです。」と、倉橋さんと一緒に会場入りして楽しい時間を過ごしていました。

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn