同試合で90分間キャプテンマークを巻いてプレーをした杉岡大暉選手は「5万人以上の人がスタジアムに集うというのは、本当にすごいことだと思います。ベルマーレにそのポテンシャルがあるんだなということも嬉しかった。」と、国立での経験を振り返っています。
今後に向けては「常日頃から平塚に人を呼ぶためには僕たちのプレーや結果が重要だと思うし、それは僕らの仕事だと思っています。」と、選手としての強い決意を話してくれました。
プロジェクト当事者の想い
今回の国立ホーム開催そして動員記録更新を「(これまでの歴史の中で)クラブに関わっていただいた全ての方が成し遂げた大きな成果」と位置づけるのは、株式会社湘南ベルマーレのスタッフで、今回の国立プロジェクトの主要メンバーでもある日下部諒さん。
挑戦を終えた今、クラブとしての動きは未来を見据えているそうです。「経験と課題を明確に整理し、これっきりで終わらせずに今後クラブがより愛されるクラブになれるように、進化しながら価値を上げていけるように。より多くの人に知ってもらえるように。日々の活動へつなげていきます。」と、国立の経験をクラブの未来へ繋げる動きがあることを教えてくれました。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 今回は前・後編の2回に渡り、湘南ベルマーレが挑んだ国立ホーム開催の様子をお届けしました。
前編でお伝えしたように、選手やクラブ、サポーター、そして地域とが互いに近く、密接な関係性で結ばれている湘南ベルマーレ。彼らはこの日、その揺るがぬ土台を背景に、自らが掲げた高い目標、国立ホーム開催とクラブ動員記録の更新を見事に達成しました。
サッカーがもつ情熱や感動を生み出すのは、ピッチ上の選手の躍動だけではありません。選手たちと共に歩むクラブやサポーター、ホームタウン地域が、互いに手を取り合うことで、様々なドラマや感動的な瞬間が生み出されています。今回の湘南ベルマーレの挑戦が国立の舞台に生み出した数々の光景もまた、サッカーを通じて多くの人が繋がれる素晴らしさ、そこで生まれる力の大きさを、改めて私たちに力強く証明してくれています。