フェンスを大きく越えていく豪快なバッティングはもちろんですが、スタンドが最も沸いたのは選手たちによる “マイクパフォーマンス” でした! 中でも、ベテランながら元気いっぱいにチームを牽引した原田選手のマイクパフォーマンスは秀逸。スタンドのファンから多くの歓声と拍手を浴びていました。
米大リーグ ロサンゼルスドジャースの大谷 翔平選手さながら、二刀流で弾丸ライナーのホームランをかっ飛ばした後藤選手も、バットを高々と上げて喜びを全身で表現すると会場は大盛り上がりです。
“勝負” は、メディックスの坂本選手が試合同様の勝負強さを見せて逆転ホームランをかっ飛ばして地元・メディックスが勝利。勝利チーム賞として両軍の部長からプレゼントされたドーナツを嬉しそうに受け取っていました。
子どもたちが楽しそうにグラウンドを駆け回る
オープン戦では次々と選手たちが出場し、いよいよ迫った開幕へ順調な仕上がりを見せた両チーム。トップアスリートの高いレベルのプレーに堪能したファンの皆さんは、いよいよお待ちかねの “ソフトボール体験” へ参加するため、先程まで選手たちがプレーしていたグラウンドへ足を踏み入れます。
今回のソフトボール体験で印象的だったのは、高校生以下の経験者コースだけでなく、未就学児から参加できる親子体験コースが設定されたこと。ボールにまだ馴染みのない小さな子どもたちにもグラウンドで走り回る楽しさを知ってもらおうと、選手たちが工夫したメニューで子どもたちを笑顔にしていきました。
少し緊張気味の子どもたちを引きつけたのは、ディズニーの音楽に合わせた可愛らしいダンス風の体操です。お姉さんたちの可愛らしい動きに興味を持った子どもたちが、動きをマネして踊り出すと、徐々に笑顔や歓声が挙がってきました。
その雰囲気を見逃さない選手たちは、子どもたちが喜ぶ鉄板の遊び “鬼ごっこ” でランニング。身体を温めながらテンションをマックスに持っていきます!選手の皆さんは、とっても子ども好きでコミュニケーションを取るのが上手です。
すっかり懐いた子どもたちは、お父さんお母さんの手から離れて、選手たちとのふれ合いを楽しんでいました。
勝負師も笑顔でイベントを楽しむ
改めてスタジアムを眺め、「あぁ、こんな雰囲気の場所だったのですね。」と笑顔を見せるのは、レッドテリアーズの馬場 幸子監督。昨秋、悲願の日本一を勝ち取ったスタジアムと、ファンが笑顔で集う光景を見渡しながら、「あの時は、周りの光景も目に入らないほどでしたから(笑)。」と、現役時代も北京オリンピックで金メダルを獲得した強靱なメンタルを持つ馬場監督とは思えない当時の心境を話してくれました、
この日はしばし勝負を離れ、ファンとの交流を楽しんでいた馬場監督。セレモニーでお子さんから花束を受け取り、トレードマークの “幸子スマイル” を見せると、「優勝を決めた思い出の地で、皆さんと再会できて嬉しいです。遠くからこのイベントに来ていただいたファンもいらっしゃって、本当に有り難い限りです。」と、スタンドのファンに感謝の気持ちを伝えます。