・男子走高跳:7位 真野 友博(2m24)
・女子400m:8位 久保山 晴菜(54秒47)
・女子やり投:1位 北口 榛花(62m97)
4月29日(月・祝)織田記念国際陸上(広島:広島広域公園陸上競技場)
男子3000m障害では、ブダペスト世界選手権6位の三浦 龍司が、この種目初戦として織田記念をセレクト。参加標準記録(8分15秒00)をクリアすれば、トラック中長距離種目最初の内定者となる。
五輪参加標準記録が10秒00の男子100mには、9秒95の日本記録保持者で広島出身の山縣 亮太、東京オリンピック代表で、3月に行われたグラスゴー世界室内選手権60mで日本人初となる7位入賞を果たした多田 修平が出場。
男子110mハードルには、泉谷と並ぶ13秒04の日本記録を保持する村竹ラシッドが社会人第1戦をとして臨むほか、参加標準記録(13秒27)突破済みの野本周成、絶対の安定感を誇る高山 峻野(自己記録13秒10)が顔を揃え、泉谷不在でもハイレベルな接戦が繰り広げられそう。
例年、好記録が続出している女子100mハードルも、日本記録保持者(12秒73)で広島出身の福部 真子、田中 佑美、青木 益未の12秒台ハードラーがエントリー。12秒77の参加標準記録に挑む。
男女やり投(参加標準記録:男子85m50、女子64m00)には、ディーン元気、斉藤 真理菜を筆頭に、北口を除くブダペスト世界選手権日本代表5選手が勢揃いする。
5月3日(金・祝)静岡国際陸上(静岡:小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
大注目となりそうなのは男子400mハードル。昨年、参加標準記録(48秒70)を突破済みの豊田 兼(慶應義塾大学、48秒47)と黒川 和樹(住友電工、48秒58)が激突する。前回覇者の児玉 悠作、ベテランの岸本 鷹幸と黒川とともにブダペスト世界選手権に出場した2選手もエントリー。昨シーズン48秒台をマークして日本リスト上位を占めた5選手全員が顔を揃える。
男子200m(参加標準記録20秒16)には、ブダペスト世界選手権代表でアジア選手権を制した鵜澤 飛羽のほか、2016リオオリンピック男子4×100mリレー銀メダリストで200mのスペシャリストの飯塚 翔太がエントリー。飯塚は今季すでに20秒48の好タイムをマーク。100mに出場した出雲陸上では、予備予選から勝ち上がり、若手を抑えて優勝を果たしている。
男子走高跳には、オレゴン世界選手権8位の真野 友博、ブダペスト世界選手権代表の長谷川直人のほか、東京オリンピック代表で昨年引退からの復帰を果たした衛藤 昂が出場。2m33の参加標準記録に挑む。
5月3日(金・祝)日本選手権10000m(静岡:小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
オリンピック日本代表選考競技会として実施。優勝者が参加標準記録(男子27分00秒00、女子30分40秒00)を突破した場合は、日本代表に即時内定する。静岡国際が終了後、「凪の時間」を待って、女子は19時30分、男子は20時10分にスタート。ペースメーカーや電子ペーサー(ウェーブライト)も用意され、「好記録誕生」を狙ってのレースとなる。
男子では昨年、27分09秒80の日本新記録を樹立して優勝した塩尻和也のほか、太田 智樹、相澤 晃(前日本記録保持者、東京オリンピック代表)、田澤 廉と日本歴代1~4位を塗り替えた選手が揃ってエントリー。激しい上位争いから、日本人初の26分台誕生の瞬間に立ち合えるかもしれない。
女子は3連覇中で、ブダペスト世界選手権7位に入賞していた廣中 璃梨佳がエントリーを取り下げたことが惜しまれるが、前回好記録をマークしたベテラン高島 由香、昨年アジア選手権を制した新鋭の小海 遙、オレゴン・ブダペストと世界選手権2大会連続代表の五島 莉乃を中心に大接戦が展開されそう。