アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

Journal-ONE | パリパラ応援企画 車いすラグビークラブチームのFukuoka DANDELIONの練習を独占取材-Journal-ONE撮影
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

パリ・パラリンピック試合日程が決定!

“悲願の金メダル” を目指す、車いすラグビー日本代表パリ・パラリンピックの試合日程が発表されました。8ヶ国が二つのプールに分かれて総当たり戦を戦う予選ラウンドでは、日本代表はグループAに入ります。

車いすラグビー アジアオセアニアカップ2023 パリパラリンピック出場権を獲得した日本代表を応援する満員の観客-Journal-ONE撮影

パリパラ出場権を獲得したAOCでの日本代表-Journal-ONE撮影

8月29日(木)の第4試合、現地時間19:30(日本時間では8/30 2:30)からドイツ戦、翌8月30日(金)の第2試合、現地時間13:30(日本時間では8/30 18:30)からアメリカ戦、そして8月31日(土)の第3試合、現地時間17:30(日本時間では9/1 0:30)からカナダ戦を戦います。

その後、9月1日(日)に準決勝、2日(月)に決勝が行われるという苛酷な日程。

車いすラグビー アジアオセアニアカップ2023 日本vsニュージーランド戦で活躍した日本代表の乗松聖矢選手-Journal-ONE撮影

AOCで活躍しパリ代表にも選出された乗松聖矢選手-Journal-ONE撮影

決戦の地・シャン・ド・マルス・アリーナ(Champ-de-Mars Arena)に向かう15人の戦士の中には、福岡県のクラブチーム “Fukuoka DANDELION” から乗松 聖矢選手(Class1.5)、#20 草場 龍治選手(Class1.0)が選出されています。

二人の日本代表を擁する福岡のクラブチームは、普段どういった活動をしているのか?Journal-ONE編集部は、パリ・パラリンピックを控えたこの時期にFukuoka DANDELIONの練習を取材するため、福岡アイランドシティにある “医療法人相生会 福岡みらい病院” の体育館にやって来ました。

車いすラグビー日本選手権 | 2023シーズンは公式戦で4度も昨年王者のFreedomに迫ったFukuoka DANDELIONだったがあと一歩及ばすの4位でシーズンを終えた-Journal-ONE撮影

成長著しい草場龍治選手はパラリンピック初選出となった-Journal-ONE撮影

“基礎”の反復こそがチームを強くする

10時から始まった練習はアップから。どのチームも行う、コートを八の字に走り続けるランニングが始まりましたが、Fukuoka DANDELIONのランは息が上がるまで続きます。

その後、休む間無く数種類のチェアワーク、直線ダッシュ、ストップ&ゴーのダッシュとランメニューが続きます。最初は笑顔を見せていた選手たちも、額に汗が浮き、真剣な表情に変わっていきます。

Journal-ONE | パリパラ応援企画 車いすラグビークラブチームのFukuoka DANDELIONの練習を独占取材-Journal-ONE撮影

DANDELIONのアップは他のチームより時間をかけて行われる-Journal-ONE撮影

今夏、初めてのパラリンピック出場を果たした草場選手も、「日本代表合宿もキツいですが、ダンデライオンのこのトレーニングはもっとキツいんです。走り続ける持久力よりも、ストップ&ゴーなどの瞬発系ランが疲れます」と、パラリンピアンでも音を上げてしまいそうな基礎練習です。

その後のパス練習まで30分ほどしっかりと汗を流した選手たちは、アップクールが終わると笑顔でハイタッチを始めました。

Journal-ONE | パリパラ応援企画 車いすラグビークラブチームのFukuoka DANDELIONの練習を独占取材-Journal-ONE撮影

練習間に導入したハイタッチでコミュニケーションを高める-Journal-ONE撮影

「パス連までは何があっても絶対に欠かさないルーティンです。これがあるからダンデライオンは、試合でも最後までスタミナが切れることなく走り続けることができるのです」と教えてくれたのは、#6 工棟 透選手(Class1.0+)です。

工棟選手にハイタッチをする意図を尋ねると、「2年前から、コミュニケーションを強化する目的で。練習の区切りごとに取り入れています。日本選手権などの重要な試合において、ここ一番での勝敗を分けるのがコミュニケーションなのです。前回の日本選手権においても、ここ一番のオフェンス、ディフェンスはもちろんですが、スタミナが限界に達してきた後半に声かけでコミュニケーションを取ることでみんなの気力と体力が復活したのです」と、その成果を教えてくれました。

Journal-ONE | パリパラ応援企画 車いすラグビークラブチームのFukuoka DANDELIONの練習で笑顔の工棟透選手-Journal-ONE撮影

工棟透選手はコミュニケーション醸成の大切さを話す-Journal-ONE撮影

なるほど!徹底した基礎練習だけでなくコミュニケーションの強化も図ることで、走り続け、声を出し続け、最後まで勢いの衰えない “ダンデ・ラグビー” の源なのですね。

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn