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モニカ・アボット選手と山崎早紀さんのツーショット
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あと、私のお気に入りのサキとの思い出がもう一つあるの。分かる?

【山崎さん】

え~? なになに? なんだろう?

【アボット選手】

サキの1年目。初めて会って自己紹介したときのこと!

【山崎さん】

もしかして、「マウンテン」?

【アボット選手】

イエス! そう!(笑)

初めて会ったとき、サキは私に「Hi! I’m Saki Yamazaki. “Yama” is a mountain!」て自己紹介したんだよね。凄く面白かったよ!だから、2年間くらい「マウンテン」って呼んでたよね。ジョーク混じりに。

インタビューで盛り上がるモニカ・アボット選手と山崎早紀さん

将来について思うこと

【山崎さん】

今後について、何か予定はあるの?

【アボット選手】

分からない。

多分、長いことソフトボールに捧げた毎日だったので、最初は少し休みますかね。

それから「何が出来るかな~」って考えていくと思います。

例えば、テレビでの解説だったり、ソフトボールのコーチだったり、オンライン配信だったり・・・

おそらくソフトボールや、何かしらのスポーツに関わることはしているのだろうなぁとは思います。

今シーズンで日本での引退を表明したTOYOTA(トヨタ )のMonica Abbott(モニカ・アボット)選手

【山崎さん】

とにかく、先ずはゆっくりしてね。

【アボット選手】

そう。リラックスして・・・ 急いで決断したくはないかな。

何か自分のハートに火を付けてくれるような、やる気を出させてくれるようなことが起こると思って、機会を待とうと思います。

何かあれば、自然とそちらに向かっていくでしょうね。

サキだって、私より1年早く引退したけど、何をしたいか探すのは難しいでしょ?

【山崎さん】

そうね。1年早く引退したけど、いまでも探すのが難しくて・・・

Journal-ONE記者としてインタビューする山崎早紀さん(トヨタ)

【アボット選手】

ソフトボールを辞めた後の方が、ずっと時間もあるしね。ソフトボールを辞めると練習時間が無くなるから時間がたくさん出来るね?

サキは今でもトレーニングしてるの?

【山崎さん】

引退すると、時間がゆっくり流れますね。

トレーニングは全然してないよ(笑)、ランニングするくらいかな。

私もモニカにはゆっくりしてもらいたい。今まで出来なかったことを時間をかけてゆっくり取り組んでもらいたい。

【アボット選手】

(先に引退した先輩に)それは本当に良いアドバイス。本当にありがとう。

【山崎さん】

最後に、今日応援に来られたかった大勢の日本のファンのためにメッセージをお願いします。

【アボット選手】

先ずは14年間、いつも応援してくれて有り難うございました。

トヨタのグラウンド、日本中のさまざまな試合会場、そして決勝リーグでもいつも本当に多くの人が応援に来てくれました。

その応援に来てくれたことが自分の力になりましたし、だからこそ14年間続けてこられたと思っています。

皆さん、本当に有り難うございました。

モニカ・アボット選手と山崎早紀さんのツーショット

独占インタビューを終えて

お互いの第一印象や、10年余り長く一緒にプレーしてきて一番印象に残っている試合が一緒だったので、とても嬉しくそして過ごした日々を懐かしく思いながらインタビューしました。

モニカとのシート打撃での出来事は、私のソフトボール人生にとってもターニングポイントでした。あの打席から試合で使ってもらう機会が増えて、その決勝トーナメントでもDP(打撃専門選手)で出場させてもらったんです。忘れることの出来ない、モニカとの大事な思い出です。

これからしばらくは、モニカには時間をかけて好きなことをゆっくりとやってもらいたいです。

もし、モニカがアメリカで投げる機会があったら是非観に行きたいですね。

11月12日(土)、13日(日) に千葉県千葉市のZOZOマリンで開催される、ダイヤモンドシリーズで、アボット選手の最後のプレーを観ることができます!

14年間在籍した、トヨタ レッドテリアーズの優勝に向け、チーム一丸となって戦う最後の勇姿を、皆さん応援しに来て下さいね。

インタビュー後にJournal-ONEをご覧の皆さんに、素敵なメッセージをいただきました。

Instagram企画「Powerful message from Athletes」も見て下さいね!

アクセス
愛知県豊橋市
取材・文:
山崎 早紀[TOKYO2020 ソフトボール金メダリスト]( 日本 )
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