アスリートが地元掛川を紹介! 「お茶の名産地・掛川の玄関口にある素敵なカフェ」matcha KIMIKURA 掛川駅フラッグシップストア店

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柔道の総本山・講道館の大道場で稽古をしたスロバキアの子ども達-Journal-ONE撮影
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聖地に寝泊まりして柔道に没頭 -宿泊施設

海外から訪れる柔道家や、国内の地方から訪れる柔道家は、何日も滞在して練習に明け暮れますので、宿泊施設の確保は最初に考えなければならない問題です。素人考えでは「近くのホテルや旅館を探して・・・」となりますが、そのコストも頭を悩ませるところ。

そんな悩みを解決できる宿泊施設が講道館の中にあると聞き、特別に見せていただくことにしました。柔道の総本山・講道館内の宿泊施設(大部屋)-Journal-ONE撮影

新館3階に設けられた宿泊施設は、大部屋(12人部屋)3,300円やシングルルーム5,500円など、長期滞在する柔道家にとって嬉しい価格です。特別シングルルーム、特別ツインルームなど、多彩な部屋タイプもあって、起床後直ぐに道場に向かうことのできる立地も抜群です。

※価格は1名1泊の税込み

取材したこの日、フランスからやってきた柔道家に話しを聞くことができました。

「講道館で練習をするたびに利用しています。リーズナブルで利用しやすく本当に快適です。」と教えてくれた男性の柔道歴は50年以上!「柔道の魅力は、相手を敬い自分を高める人生における修行そのもの。今は指導者として、フランスの子どもたちなどにその魅力を伝えています。」と素敵な笑顔で話してくれました。柔道の総本山・講道館内の宿泊施設に泊まるフランス人柔道家-Journal-ONE撮影

柔道の総本山・講道館内の宿泊施設(シングルルーム)-Journal-ONE撮影

様々な方が学べる数々の道場

世界各国から毎日たくさんの修行者が集まり、柔道の稽古に励む柔道の総本山・講道館。

集まってくる柔道家は、国際大会に出場するようなバリバリの競技者をはじめとした、経験者ばかりではありません。初心者、女性、子供たちなどさまざまなニーズにはどう対応しているのでしょうか?

その答えを見付けるため、新館5階と6階にある数々の道場を見せていただきました。

先ず見学したのは、5階の “女子部道場” と “少年部道場” です。女子部道場は240畳、少年部道場の114畳と大きな空間を持つそれぞれの道場では、年齢や性別、レベルに応じた指導が行われています。柔道の総本山・講道館内で学ぶ講道館少年部の子ども達-Journal-ONE撮影

講道館少年部は、「精力善用」「自他共栄」の精神を柱として少年の健全育成を図ることを目的とし、柔道を通じた心・技・体の健全な発達と、礼儀を重んじる態度を育てていくようなカリキュラムが策定されています。

指導員の先生方に付いて一生懸命に柔道をする子どもたちの真剣な眼差し、嬉しそうな笑顔を見ると、私たちまで心が温かくなります。柔道の総本山・講道館内で学ぶ講道館少年部の子ども達-Journal-ONE撮影

小学校に通う前から、柔道の総本山・講道館で柔道を学ぶという貴重な経験をされているちびっ子柔道家の皆さん。ここから、オリンピックに出場するような選手も出てくるのでしょうが、講道館で柔道を学んだという貴重な経験は、その後のさまざまな進路においても役立つこと間違いありませんね。

6階には、240畳ある “学校道場” と、192畳ある “国際部道場” があります。

柔道を学びたい方のために “学校講道館” というシステムがある講道館。東京都各種学校に認定されている学校講道館は、独自の教育カリキュラムに基づいて、柔道の理論と実技、一般教養についての教授と指導を行っているとのこと。

学校講道館は少年部・成年部(男子部・女子部)があり、初心者はまず普通科で3ケ月の修行を行い、普通科を卒業すると特修科に移ります。そして成年部では特修科での9ケ月の修行を経て初段を目指しています。

成年部には、お仕事を定年退職してから柔道を始める方も居るとのこと。柔道の総本山・講道館内で学ぶ講道館成年部の吉岡氏-Journal-ONE撮影

「私は、60歳を過ぎてから柔道を学びはじめました。」と話してくれたのは、吉岡 隆さん。「毎日、少しずつ柔道を学び、黒帯に昇段したときには自然と涙が溢れてきました。」と言う吉岡さんの腰には、立派な黒帯が締められています。

「なかなか身体が言うことを聞かず、次の昇段試験に向けて苦戦中ではありますがまだまだ頑張りたいですね。」と笑顔で話すその立ち姿は “自然体”。高齢化社会と言われる日本の未来は、シニア世代が元気に毎日過ごすことも重要。柔道を学び、稽古することで吉岡さんのような元気な身体を得ることができる。日本の社会課題の解決に柔道が寄与している一端を見ることができました。

国際部道場では、外国人の方が20名ほど足技の練習をしています。

国際部に通う柔道家は、留学している学生や外資系企業の日本支社で働いている方が多いとのこと。来日した好機を活かして柔道の総本山・講道館で柔道を学ぼうと、初心者でも積極的に参加しているのだそうです。

「来日の思い出に、講道館で柔道を学びたい。」こういった姿勢からも、柔道が世界中で愛されていることが分かりますね。柔道の総本山・講道館内で学ぶ講道館国際部の外国人-Journal-ONE撮影

420畳の大道場に集まる柔道家たち

いよいよ、講道館の “大道場” を見学するため、7階にやってきました。フロア全体に広がった420畳の大道場は、同時に4試合ができる大きさ。その広さと国内外の猛者たちが集まる聖地のオーラに、一段と緊張感が高まります。柔道の総本山・講道館の大道場-Journal-ONE撮影

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