アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

女子ソフトボール JDリーグ交流戦 最終戦に勝利し喜ぶ大垣ミナモの選手たち-Journal-ONE撮影
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「前半の最終戦、何とかエレンに勝ちを付けてあげたい。」と話していた門松監督の期待に応え、オーストラリア代表として東京2020大会でも活躍したエレン投手が快刀乱麻の投球を披露します!

「今日は高い集中力を保って、最後まで攻め続けることができました。」とエレン投手が話したとおり、3回打者一巡を無安打に抑える力投。4回に攻撃のパターンを変えるブレイブベアリーズに先制を許しますが、動揺することなく自分の役割を果たし続けて味方の援護を待ちます。女子ソフトボール JDリーグ交流戦 力投する大垣ミナモのEllen ROBERTS(エレン・ロバーツ)投手-Journal-ONE撮影

最終回、味方が同点に追いついたミナモ。エレン投手のギアが更に上がります。「試合が進むたびに長井捕手と話し合って、配球を工夫してタイブレークも攻め切れました。」と、延長タイブレークに突入してもその集中力に陰りは見えません。

タイブレーク1回目(無死2塁から攻撃)に互いに1点ずつを取り合い、迎えたタイブレーク2回目(1死2、3塁から攻撃)の9回に3点を先制したミナモは。その裏のブレイブベアリーズの猛攻を1点に凌いで9回完投で今シーズン初勝利を収めたエレン投手は、「肉体的は激しく、精神的には楽しんで日々登板に臨んでいます。とにかく自分のピッチングに集中する。チームのみんなが助けてくれるので、よりピッチングに集中することができるのです。」と、チームメイトのサポートに笑顔で感謝していました。女子ソフトボール JDリーグ交流戦 力投する大垣ミナモのEllen ROBERTS(エレン・ロバーツ)投手-Journal-ONE撮影

東京2020大会を挟んで6年目を迎えた日本の生活について聞くと、「メッチャ、グッド!」と日本語を交えで応えるエレン投手。「世界有数の高いレベルを誇る16チームが競い合うビッグリーグでプレーできるのは本当に楽しい。」と話します。

日本のどこが好きかという質問には、「まずは美しい自然の景色が好きですね。(山に囲まれた西予市宇和球場の周りを見渡して)美しい山々とか、富士山は登りたいと思っています。」と故郷・シドニー近郊のウェストリーが自然豊かな場所であることも関係していると話すエレン投手。女子ソフトボール JDリーグ交流戦 力投する大垣ミナモのEllen ROBERTS(エレン・ロバーツ)投手-Journal-ONE撮影

明日からブレイク期間に入ることについては、「先ずは故郷に帰って、前半戦の疲れを癒やします。後半戦に向けては、メンタルを強く持つことにフォーカスして、毎試合強い相手に立ち向かっていきたい。」と話してくれました。

名将の “繋ぐ意識” が浸透し始めた攻撃陣

エレン投手の力投に応えようと再三チャンスを作るミナモ打線ですが、ブレイブベアリーズの小栗 巳緒乃投手の前にあと一本を出ずホームベースを踏むことができません。女子ソフトボール JDリーグ交流戦 ヒットを放つ大垣ミナモの内田 小百合選手-Journal-ONE撮影

ついに7回、先頭の内田 小百合選手がヒットで出塁すると、すかさず2塁に送って打席には大谷 聖良選手が向かうところで、ブレイブベアリーズは昨日完投した山田 玲菜投手をマウンドに送ります。代わり鼻の初球を叩いた大谷選手がショートゴロで3塁に走者を進めると、打席には西野 希美選手が入ります。土壇場まで追い詰められた西野選手が振り抜いた強いゴロは、1、2塁間を抜ける同点タイームリーヒット!名将・門松監督が唱える “全員で繋ぐソフトボール” が、敗戦寸前のチームを救いました。女子ソフトボール JDリーグ交流戦 ヒットを放つ大垣ミナモの西野 希美選手-Journal-ONE撮影

これで勢いに乗ったミナモ。タイブレーク2回目の9回表、4番・伊藤 梨里花選手が倒れ、またしても2死満塁と土壇場に追い込まれます。ここで打席に入るのは、7回のチャンスで結果の出せなかった大谷選手。「3打席ヒットが出なかった中、みんなのパワーをもらおうと思って、1球1球みんなの顔を見てパワーを貰って打席に入りました。」と話した大谷選手は、またもや初球から積極的にバットを振っていきます。

1-2と追い込まれた状況でしたが、「凡退していたとは言え、タイミングを徐々に合わせていくことができていました。アウトコースを攻められていたので。思い切って踏み込んで振りました。」という打球は右中間を深々と破る走者一掃のタイムリー3塁打!女子ソフトボール JDリーグ交流戦 決勝の3塁打を放つ大垣ミナモの大谷 聖良選手-Journal-ONE撮影

試合後のMost Wow! Player(ヒロインインタビュー)で「正直、代打を出させるかと思っていた。(打った瞬間は)やったぜ!と思いました。」と話すと感極まって涙を流した大谷選手。父の日に放った殊勲打については、「お父さんに最高のプレゼントができました。お父さんありがとう!」とご両親への感謝を叫んでいました。女子ソフトボール JDリーグ交流戦 決勝の3塁打を放つ大垣ミナモの大谷 聖良選手-Journal-ONE撮影

メジャーリーグ(MLB)で連日活躍する大谷 翔平選手の “SHOW TIME” に負けない “ショータイム” を見せてくれた大谷選手。「惜しい試合もいくつかありましたが、泥臭いミナモを出し切れていれば、もっと勝てたのではないかと思います。試合でプレーするだけでなく、チームに貢献するためにベンチでの盛り上げもやり続けましたが、ここぞという場面での抑揚を付けた盛り上げを行い、今日のような競った試合展開でもっと結果が出るようにしていきたいです。」と後半戦に向けた課題を教えてくれます。

「門松監督からは、細かい指示は特になく、とにかく全力でやろうとミーティングで話しをいただきました。夏の間、もっと監督とコミュニケーション取って、チーム力アップを図っていきたいです。」と、本当に嬉しそうな笑顔で話してくれました。

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