井上:お世話になった穂高荘 山のホテルの社長・野尻 辰彦さんと、女将の野尻 登志子さんがお見送りに着てくれました。「またいつでも遊びにおいで!」と笑顔で辰彦さんが話せば、登志子さんも「こんなに細い身体でソフトボールの選手って大変ですね。身体に気を付けて頑張って下さいね。」と励ましてくれました。温かくしていただいた穂高荘 山のホテルの皆さん、本当に有り難うございました。
標高2,156mの絶景へ! -新穂高ロープウェイ
伊藤:大垣ミナモが地元・岐阜県の観光地を紹介する企画もいよいよ最後のスポットです! 穂高荘 山のホテル前のバス停から10分、終点の新穂高ロープウェイ停留場に着きました。
井上:昨日、露天風呂 山峡の湯から遠くに小さく見えていたロープウェイですね! ここは日本で唯一の2階建てロープウェイがあるんです。標高2,156メートルという信じられないほど高いところまで一気に登っていくロープウェイ! 本当に楽しみです。
伊藤:名鉄グループの奥飛観光開発さんが運営する “新穂高ロープウェイ” は、第1と第2に分かれていて、井上さんが紹介した日本で唯一の2階建てロープウェイは第2ロープウェイに当たります。季節によってダイヤは少し変わりますが、第1ロープウェイは毎時00分と30分、第2ロープウェイは毎時15分と45分発で頂上駅の西穂高口駅へと向かいます。分かりやすい時刻表なので、観光の予定が立てやすくて良いですね。でも、私は高いところが苦手なんですが大丈夫ですかね・・・
井上:伊藤さん見て下さい! 凄く大きなロープウェイですよ。これだけ大きければ高いところが苦手な人でも安心して乗車できます。足元を気にせず、雄大な北アルプスの山々が目線まで一気に上がってくる景色を眺めていれば、逆に楽しんでいる間に山頂駅に到着しますよ(笑)
伊藤:昨日の晴天とうって変わり、今朝からの雨で雲が良い感じで出ているので、下を気にせず西穂高口駅に着くことができました。展望台に出ると凄く寒い! 標高差100メートルで0.6℃気温が変わると聞きましたので、この展望台は乗車駅の新穂高温泉駅と比べると約10℃ほど気温が低いということになりますね。コートを持ってきて良かった。
井上:こういった事前準備がしやすいよう、新穂高ロープウェイのホームページでは現在の天候や視界、気温などを教えてくれているのです。12月1日から2月12日にかけては、冬季星空観賞便(Winter Star Gazing Service)も運行されるんですって! 湿度が低く空気が澄む冬の季節に満天の星空を眺めに訪れるのも魅力的ですね。
伊藤:ロープウェイには私たちのような観光客に加え、重装備で北アルプスにアタックする登山客の皆さんも乗車しています。フランスで発売される日本の観光地を紹介するガイドブック “世界ミシュラン・グリーンガイド” で二ツ星を獲得しているだけあって、外国人旅行者の方も多いのに驚きました。昨日散策した “高山の古い町並み”、世界遺産・白川郷に向かうバスターミナルでも本当に多くの外国人旅行者の方とお会いしましたので、岐阜県がいかに世界の皆さんに知れ渡っているかが良く分かりました。世界のトップ選手が集まる私たちのJDリーグも、ミシュランで紹介されるような魅力溢れるゲームをして、多くの皆さんに観に来ていただけるよう頑張りたいと思いました!
井上:取材にご協力いただいた奥飛観光開発の皆さんにお礼させていただき、新穂高温泉駅に併設されたお土産コーナーをバックに記念撮影です。西穂高口駅でもお洒落なメニューを取り揃えたカフェスペースやお土産屋さん、第1ロープウェイと第2ロープウェイの乗り継ぎ駅で焼かれていた美味しいクロワッサンなど、景色を観るだけでないたくさんのおもてなしが用意されていることに驚きました。
伊藤:売っているグッズもかわいらしいものばかりで、どれを買って帰ろうか迷ってしまいますね(笑)。私のオススメは、2階建てゴンドラの形をした瓶に入った7色の金平糖(580円税込)! とてもカワイイので、チームメイトのお土産に買って帰ります。
ミナモの岐阜応援レポート -最後に
井上:いよいよ “ミナモの地域応援企画” の飛騨高山・奥飛騨温泉郷レポート旅も最後ですね。行く先々でお世話になった観光業に携わられている皆さんは、どうやったらお客様に喜んでいただけるか? どうやったら印象に残る旅にしていただけるか? をたくさん考えて工夫されていることが分かりました。
皆さんが楽しそうにお話しをしてくれるので、聞いている私たちまでとても楽しい気持ちになりました。私たちはプレーで観に来てくれた皆さんを楽しませることが一番なのですが、もっと色々なことを工夫して行きたいと勉強になる3日間となりました。
伊藤:同じ岐阜県で活動している私たちですが、遠く離れた飛騨高山の皆さんから「試合を観たよ。」と声を掛けていただいたり、新聞で試合をチェックしてくれている方がいたりと、応援しに来た私たちが反対に応援されて元気をもらうレポートになりました。