高知市内には9カ 所の競演場と、8ヶ所の演舞場が設置され、踊りを披露するチームは200チームにも及ぶんです! 参加する踊り子さんの数は、約18,000人なんですって。
齋藤: 本番まで1ヶ月と迫ったこの日、ソフトボールの練習の後に室内練習場にやってきたのは、よさこい祭りに参加するクラブチーム “とらっくよさこいbyちふれ” さんです。続いては、”とらっくよさこいbyちふれ” さんの練習に参加させていただき、よさこい踊りを体験したいと思います。
黒木:”とらっくよさこいbyちふれ” 代表の川村 浩平さんは、「チームメンバーは約180人。踊りの振り付けや楽曲のアレンジ、衣装の制作などの担当もいるんです。また、約1割が県外にいるメンバーです。仕事などで県外に出て行った高知の人間がよさこいに参加するために戻って来るケースはもちろんですが、よさこいに惹かれてわざわざ東京から参加したり、外国人のメンバーもいるんですよ。」と話してくれました。よさこい祭りが、様々な人たちの絆を創っているのですね。
瀧川:川村さんにご紹介いただき、早速練習に入るのかな?と思っていたら、ストレッチによる準備運動が始まりました。これ、結構キツいですね。。。下半身、特に股関節にくるメニューが20分余り続き、良い感じで身体が温まってきます。ソフトボールをしている私たちでも結構な負荷を感じるくらいなのですが、小学生を始め、老若男女幅広いメンバーの皆さんは涼しい顔でこなしています。
黒木:この日の練習は、踊りの内容を共有化する練習のようです。楽曲の途中から演台に立った振付師さんが、手と足の動きをリズムに合わせて説明しています。でも、あまりに複雑すぎて手と足がついていきません。「手を右に返すと、袖の柄が一斉に変わるところ!これが魅せるポイント!」と、ただ動きを合わせるだけで無く、本番の衣装を着て観客の皆さんに楽しんでいただいている姿を想像しながら振り付けを練習するのは本当に難しい。
齋藤:振り付けの練習をしている後ろでは、大きな旗を扱う練習もしていますよ!旗は「フラフ」という土佐の手づくり工芸品なんですね!しかも、フラフを操っている方には女性もいるんですよ。あのフラフ、かなり重そうですが、地面に付くスレスレでフラフを大きく振り上げたり、素早く左右にたなびかせたり。。。あの練習、体幹トレーニングにも良いかもしれませんね。
瀧川:体幹トレーニングと言えば、踊りの振り付けも結構体幹を使いますよ!姿勢を正しながら両腕で全く異なる動きをさせたり、軸をしっかり保ちながら上体を素早く切り替えしたり。。。リズムに慣れるだけでも大変なのに、指先まで意識して軸をキープして踊る動きはもうアスリートの動きですよ。
黒木:1時間近くの間にどんどん進む振り付けに全く付いていけませんでしたが、休憩中にお話をさせていただいたメンバーの皆さんは、素敵な笑顔でよさこいの楽しさをたくさん教えてくれました。短い間ではありましたが、仲良くしていただいた皆さんと仲良く記念撮影!
“とらっくよさこいbyちふれ” の皆さんの晴れ姿を見ることは出来ませんが、私たちと同じアスリートのような踊り子さんたちの勇姿をいつか目の前で見てみたいです。