アスリートが地元掛川を紹介! 「お茶の名産地・掛川の玄関口にある素敵なカフェ」matcha KIMIKURA 掛川駅フラッグシップストア店

アスリートが地元掛川を紹介! 「お茶の名産地・掛川の玄関口にある素敵なカフェ」matcha KIMIKURA 掛川駅フラッグシップストア店

女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが岐阜県飛騨市神岡町で速射ノック-Journal-ONE撮影
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

ひときわ運動量の多い女子高校生の姿もちらほら。「私たちは、地元の女子ソフトボールチーム “エンジェルス” のOGなんです。このグラウンド、神岡中学校でもソフトボール部として活動していたんです。」と、清々しい汗を拭いながら話してくれたのは、何と!優子さんのお孫さんです。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でマラソンソフトボールに参加する地元の皆さん-Journal-ONE撮影

「今日、母は仕事で参加できないのですが、今はマドンナで一緒にプレーすることもあります。本当は高校でもソフトボール部に入りたかったのですが、廃部になってしまって…」と、少し残念そうに話しつつ、「年に一度、お祭りのように地域の皆さんと顔を合わせて、有名人の宇津木元監督とソフトボールが出来るのは楽しいです!」と今日のイベントを目一杯楽しんでいるようでした。高校を卒業したら地元で就職したいと、地域が育んだ若い力が地元に残ることを望むのも、こういったスポーツを通じた地域のふれあいがあるからなのかもしれませんね。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でマラソンソフトボールに参加する地元の皆さん-Journal-ONE撮影

少子化? たくさんの子どもたちに囲まれるレジェンド

マラソンソフトボールが行われている最中、宇津木さんが向かったのはレフト後方に集まる人だかり。良く見ると、小学生にも満たないような小さな子どもたちがたくさん集まっています!人口減少、少子化とは思えない神岡町の光景を前に宇津木さんの顔も思わずほころびます。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でAOSBALL(あそボール)を楽しむ地元の子どもたち-Journal-ONE撮影

この子どもたちと宇津木さんがセッションするのは、“ASOBALL(あそボール)” を使ったボールに親しむイベントです。 ”あそボール” とは、スポンジ製のボールとバットを使って、ベースボール型のスポーツを体験するプログラム。宇津木さんが、日本ソフトボール協会と共に考案されたこの競技は、主に未就学の子どもたちが楽しく身体を動かすことを目的としているだけでなく、様々な効果があるとのこと。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でAOSBALL(あそボール)を楽しむ地元の子どもたち-Journal-ONE撮影

「ボールを投げたり、キャッチしたり、打ったりする運動能力は、誰もが習得すべき基本的な運動能力です。これらのスキルは、脳と体の両方の発達と成熟を促進し、社会的コミュニケーションスキルを向上させるんですよ。」と、宇津木さんが親御さんに向けてその効果を説明されています。

ボールを正しく握り、ステップを踏んで投げることから丁寧に説明する宇津木さん。その指導に合わせて子どもたちが楽しそうにボールを投げると、「スゴい!スゴい!ほら遠くまで投げられたね!」と、優しく語りかける宇津木さんを見て、みんなも笑顔で次々とボールを投げていきます。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でAOSBALL(あそボール)を楽しむ地元の子どもたち-Journal-ONE撮影

「自分たちが投げたり、キャッチしたり、打ったりする経験を持っている親御さんばかりではありません。ですから、このプログラムを通じて、親御さんたちにも正しい基本動作を覚えて、ボールゲームを楽しんで貰いたいのです。」と、野球・ソフトボールの普及や人気拡大には親御さん達にも楽しんで貰うことが重要だと話す宇津木さん。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でAOSBALL(あそボール)を楽しむ地元の子どもたち-Journal-ONE撮影

子どもが握ったスポンジバットに手を添え、スイングのやり方をひとりひとり丁寧に教える宇津木さん。「みんな!上手くできた?」と笑顔いっぱいに子どもたちと語り合う姿に、親御さんたちも笑顔が溢れます。レジェンドと地域の皆さんの素敵な交流、そのひとつひとつの積み重ねが、日本のソフトボール界を更に強く人気のあるスポーツにしていくのですね。

地域での交流が未来の日本代表を生む

小さな子どもたちとレジェンドとの触れ合いからグラウンドへ目を移すと、マラソンソフトボールも熱くなってきています。その試合の取材に戻ると、ひとりレベルの違う選手が大きな声でゲームを盛り上げています。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でマラソンソフトボールに参加する地元出身の東京国際大ソフトボール部 田中愛ソフィア選手-Journal-ONE撮影

この選手は、田中愛ソフィア選手。現在、宇津木さんが総監督を務めている東京国際大学のソフトボール部に所属している田中さんは、ここ神岡町の “エンジェルス” でソフトボールを始め、小学生の頃からマラソンソフトボールに参加していたご当地選手なんです!

神岡町からソフトボールの強豪・京都西山高校に進み、インターハイ出場まで果たした田中さんですが、「高校卒業後、一度ソフトボールから離れたんですが、宇津木先生に “もう1回うち(東京国際大学)でソフトボールをやらないか?” とお声をかけていただいて… 再びソフトボールをするチャンスを与えていただき本当に感謝しています。先ずは、9月に佐賀県で開催される第75回全日本総合女子選手権で良い成績を残せるよう、チームに貢献していきたいです!」と、マラソンソフトボールが繋いだご縁を教えてくれました。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でマラソンソフトボールに参加する地元出身の東京国際大ソフトボール部 田中愛ソフィア選手-Journal-ONE撮影

「高校から地元を離れ、なかなか帰ってくる機会がない孫ですが、このマラソンソフトボールには元気な顔を見せに帰ってきてくれる。本当に嬉しいですね。」と目を細めて見つめる田中選手のおばあちゃんも本当に素敵な笑顔。ソフトボールが紡ぐ地域の絆には、こういった素敵な物語もあるのですね。夢はJDリーグの選手になって地域に恩返しをすることと話す田中選手と、ソフトボールを楽しむ神岡町の皆さんをこれからも応援し続けたいですね。女子ソフトボール 元日本代表監督の宇津木妙子さんが訪れた岐阜県飛騨市神岡町でマラソンソフトボールに参加する地元の皆さん-Journal-ONE撮影

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn