アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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それぐらい当時の日本は教育に力を入れてきた。戦後最も立派な建物は学校でしたが、今最も立派な建物は福祉施設。教育に対する投資が落ちてきていると感じています。

私が参考にしているのは、ドイツやイギリス、オーストラリアやニュージーランドの総合型地域スポーツクラブです。

日本は、学校が学校としてしか機能していないことが問題でして、これは教育委員会が学校施設を所有し管理していることが原因です。

学校施設を市が管理して、昼間は学校に施設を貸し、それ以外は一般に貸し出す。そうなると一気に全国3万の体育館とプールがスポーツ施設として活用できることになるんです。

学校でグランドやプールを抱えるのではなく、市が管理して利用する。

また、「総合型地域スポーツクラブ」の意味合いも、日本人は認識を違えていますね。

それぞれのスポーツを専門にする人たちが集まるクラブではなく、一人が色々な種目をやるのが「総合型クラブ」の定義です。

近く、「スポーツコミッション」という組織を作り、そこが学校から施設、ジムや道場を統括して地域スポーツを観ていくと言う構想に向けて勉強しています。これはスポーツ庁の中で考えているものです。

部活動から地域スポーツを見る活性化と、地域スポーツから部活動を見る活性化、これはどちらかを選択するのでは無く。双方から取り組んでいけば良いと思っています。

部活動に熱心な先生方も総合型地域スポーツクラブの指導者として指導することができるような仕組みにして、引き続き頑張っていただいてね。(笑)

このような仕組みを実現するためには、「スポーツ基本法」の手直しが必要なんですが、更に重要なのは財源の確保です。

会費など、部活動は無料ですが地域スポーツは有料です。そこで支払う地域スポーツのコーチの給与などの経費を、今後どう捻出していくかとかですね。

素晴らしい未来に向けて、このような課題をひとつひとつ丁寧に解決していくことは既に始まっています。

おわりに

-最後に、スポーツファンの皆さんに向けて一言頂けますか。-

偏り少なくスポーツを楽しんでいただきたいですね。

自分でプレーするだけでは無く、スポーツを見る、スポーツを支える、スポーツの良さを共有し合うなど、どんな形でもスポーツに関心を持っていただけるとありがたいです。

スポーツに関心を持っていただけたら、今度は自分で少し身体を動かしてですね。

健康な生活を送っていただきたいなぁと思います。

取材・文:
Journal-ONE(編集長 厚地純夫)( 日本 )
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