その後、田内投手と飯島投手の投げ合いで膠着した展開となった4回、長打を警戒してハンナ選手に四球を与えた飯島投手がピンチを迎えます。2死2塁で打席に入った杉浦 穂華選手は、千葉経大付属高から入団し園田学園大学の選手たちと同年代の選手です。同年代とはいえトップリーグで活躍している杉浦選手が、JDリーガーの意地を見せるタイムリーヒットを放って2-0とリードを広げます。
更には6回、再び杉浦選手のヒットと盗塁を足掛かりに、1死2塁とチャンスを作ると、ここで登場したのはサンディーバが誇るスター・坂本 結愛選手!今シーズンは序盤に死球を受けて骨折。前半戦を欠場した坂本選手ですが、昨シーズン東地区本塁打王の打棒は健在。9月1日に行われた大垣ミナモとの後半戦開幕ゲームでも復帰早々に一発を放って復活をアピールしています。
「配球を読むタイプ」と話していた坂本選手は、飯島投手の速球を狙い打つ豪快なスイング!打球は打った瞬間にそれと分かる当たりで、左中間深々とフェンスを越えるツーランホームラン!終盤に4-0と突き放す理想的な試合展開となりました。
そして7回、村山監督がリーグ戦終盤で活躍を期する途中出場の鈴木 未步選手が期待に応えてヒットで出塁すると、やはりこの選手も黙っていませんでした、ハンナ選手の打球は一閃!これまた打った瞬間にそれと分かる当たりを放って6-0。サンディーバ自慢のパワーと田内投手のピッチングで大学生を圧倒して2回戦に駒を進めました。
試合結果だけでなく、佐賀県で行われた “第75回全日本総合女子ソフトボール選手権大会” の魅力をお伝えしたレポートも次がいよいよ最後です。
開会式や大会を支える地域の皆さん、トップリーグに挑戦した大学生チームの皆さん、頂点を目指すJDリーガーとそれを応援する皆さん。視点を変えて見えてくるソフトボールの魅力をお伝えする最終章もお楽しみに!