「患者さんの日々の生活に必要な応用的動作・社会適応能力の回復を目指したリハビリが主ですので、理学療法士とは違うんです。」と、資格の特徴を教えてくれた那須野さんですが、練習中に強ばった関選手の上半身をストレッチでほぐしたり、タイヤの交換に走ったりと、リベロのような活躍を見せていました。こういった、“支える人” の八面六臂の助け合いもストーマーズが標榜する “東北に車いすラグビーの文化を根付かせる” ひとつなのですね。
ストーマーズの選手を応援しよう!
「日本代表、元日本代表、フルタイム勤務で働く傍らでプレーする選手など、多くのバックボーンを持つ選手が集まるのがクラブチームの特徴。ですから、それぞれの能力が十分に発揮できるよう、チームでの役割を与えたり練習内容を工夫したりしながら、チームのレベルを上げていくのですよ。」と話す日本パラリンピック委員会のアスリート委員会・委員長も務める三阪さん。アスリートの “競技環境の改善” “キャリアトランジション” “人間力の形成” を大テーマに取り組んでいる経験をチーム運営にも活かしていこうとしています。
実は三阪さん、10月20日から26日にかけて中国・杭州で開催されているアジアパラ競技大会の期間中に “アジアパラリンピック委員会アスリート委員” の選挙に立候補しているのです!大会競技ではない車いすラグビーの元選手が立候補するのは前例のない “チャレンジ” となりますが、競技認知・普及の拡大はもちろん、2026年に愛知で開催されるアジア大会を控えていることも考えると、是非とも当選して欲しいところです。
また、先ほどから紹介しているIWRC2023(10月18日∸22日)には、中町選手と橋本選手が出場し、その活躍をオンライン中継でも観ることができます。
そして、来年の1月12日から14日にかけては、千葉県の千葉ポートアリーナでクラブチームの日本一を決める “第25回車いすラグビー日本選手権大会” では、昨年度の準優勝を上回る “優勝” を目指しストーマーズは進み続けます!
パリ・パラリンピックまで1年を切った今、皆さんも個性豊かな選手やスタッフたちが笑顔いっぱいに活動している車いすラグビー・クラブチーム “TOHOKU STORMERS” を応援してみませんか?
今後の詳しい情報は、ストーマーズのInstagramなどでチェックしてみてくださいね。