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女子ソフト JDリーグ|勝ち越し本塁打を放つ、東京2020銀メダルのアメリカ代表・Bubba NICKLES(バッバ・ニクルス)選手(トヨタレッドテリアーズ)-Journal-ONE撮影
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後藤投手とローテーションの柱を支える三輪 さくら投手も、後藤投手とは違うタイプの右腕として今シーズンは素晴らしい成績を収めています。特筆すべきは地区最少の “9四球”。

1試合あたり1つ与えるか与えないかの与四球率は、守り勝つレッドテリアーズのプレースタイルに良いリズムを与えます。今夏は日本代表に選出され、その投球術で世界の強打者と互角に渡り合ったことでマウンドさばきもより堂々としたように感じます。女子ソフト JDリーグ|抜群のコントロールを武器に先発に柱としてリーグ優勝に貢献した三輪さくら投手(トヨタレッドテリアーズ)-Journal-ONE撮影

さらに後半戦からは、NCAA(National Collegiate Athlete Association・全米大学体育協会)ランキング2位を誇るUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のエースとして活躍したMegan FARAIMO(メーガン・ファライモ)投手が加入。大学通算101勝、投球回数を上回る奪三振はちょうど1,000個! その豪腕を、”日米対抗ソフトボール2022” で目の当たりにした方も多いのではないでしょうか。

昨年引退した世界屈指の大投手・Monica ABBOTT(モニカ・アボット)投手の抜けたピースにしっかりとはまったメーガン投手の豪球にも注目です。女子ソフト JDリーグ|トヨタレッドテリアーズに後半戦から加入したNCAA(National Collegiate Athlete Association・全米大学体育協会)ランキング2位を誇るUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のエースとして活躍したMegan FARAIMO(メーガン・ファライモ)投手は日米対抗ソフトボール2022でも来日-Journal-ONE撮影

※数字は第13節まで

試合で見るレッドテリアーズ

福岡県北九州市で開催された第13節、この節前に2年連続の優勝を決めていたレッドテリアーズは、地元・タカギ北九州 ウォーターウェーブと対戦しました。短期決戦でチームを勢い付かせるには、ラッキーガールとなる選手が登場して欲しいところ。主力選手をサポートする選手たちを色々と起用して、ラッキーガールの覚醒を促しながらも、レッドテリアーズらしい試合運びが光った試合となりました。

早速初回、先頭の石川選手、3番・原田選手の “日本代表コンビ” の安打などで2死満塁とチャンスを作ると、6番に入った山田 柚葵選手がセンター前にタイムリーヒットを放って1点を先制します。

しかしその裏1死、ウォーターウェーブの2番・佐藤 果歩選手が先発の三輪投手からライトオーバーの同点弾を放ちすかさず同点に。女子ソフト JDリーグ|トヨタ対タカギのリーグ戦第13節で同点本塁打を放った佐藤 果歩選手(タカギ北九州ウォーターウェーブ)-Journal-ONE撮影

すると3回、今度はレッドテリアーズのニクルス選手がレフトオーバーのソロホームラン!1球でチームに流れを引き寄せると、続く5番の下山選手もレフトへアベックホームラン‼ 一気に流れが相手に傾きかけたウォーターウェーブも、先発の今村 みなみ投手から鹿野 愛音投手にスイッチしてこの回の後続を断ち、流れを引き戻しにかかりますが、レッドテリアーズは攻撃の手を緩めません。女子ソフト JDリーグ|勝ち越し本塁打を放つ、東京2020銀メダルのアメリカ代表・Bubba NICKLES(バッバ・ニクルス)選手(トヨタレッドテリアーズ)-Journal-ONE撮影

4回も1死から石川、舟阪 育枝選手が四球を選び4イニング連続で走者を出します。しかし、これ以上失点できないウォーターウェーブは「鹿野攻めろ!」という ベンチの檄に応え、鹿野投手が原田選手をダブルプレーに切って取り無得点に抑えます。

5回、レッドテリアーズも1失点好投の三輪投手からメーガン投手にスイッチ。ここからメーガン投手が、重い速球と浮き上がるボールで圧巻の投球を見せます。

すると6回、澤田 望愛選手の四球から、切石 結女選手のこの日2本目のヒットと石川選手の四球で2死満塁と追加点のチャンスを作ります。ここで打席に入った原田選手は、左中間を破るエンタイトルツーベースで前の打席のリベンジを果たし、レッドテリアーズに一気に試合の流れを呼び込む追加点を挙げました。女子ソフト JDリーグ|東京2020など日本代表の主力として数々の大会で活躍した原田のどか選手(トヨタレッドテリアーズ)-Journal-ONE撮影

続く7回には、激しい本塁打王争いを演じる下山選手が、二打席連続となるダメ押しのソロホームランを放ち試合を決定付けるとともに、本塁打9本と初のタイトルに向け大きく前進しました。女子ソフト JDリーグ|タカギ北九州ウォーターウェーブ戦で2本塁打を放ちお立ち台に上がる下山絵里選手(トヨタレッドテリアーズ)-Journal-ONE撮影

このレッドテリアーズの波状攻撃を呼び込んだメーガン投手は、リリーフ後の3イニングスを被安打1、奪三振5と完璧な投球。悲願の日本一に期待高まるリリーフを見せてくれました。

平常心でクライマックスへ -後藤投手

試合後のインタビューに応じてくれた後藤投手は、昨シーズンにも増して “負けないチーム” になっているレッドテリアーズの強さについて、「投手陣が失点しなれば負けることはないという意気込みの中で、投手陣全員で失点しない投球術を磨いてきました。自分自身も昨年よりは負け数が少なくなってきているので、フォーカスしたことが成果として現れていると思います。」と話します。女子ソフト JDリーグ|日本代表の若きエースとして知られる後藤希有投手(トヨタレッドテリアーズ)はチームリーダーのひとりとしてリーグ制覇に向けた抱負を語る-Journal-ONE撮影

1点にも満たない驚異の防御率については、「夏場の海外遠征の疲れも少しあって、後半戦は少し取られてしまいました。自分自身は数字に拘っているので、ダイヤモンドシリーズまでにはもう一度調整して、万全な状態でマウンドに立ちたいです。」と、強い眼差しで決意を語る後藤投手。

「(海外遠征で)得たものは有りすぎるぐらいたくさんありました。海外で蓄えてきたもの、得られるものは国内で得る経験とは全く違うものです。世界中のハイレベルな打者と対峙することも、日本代表の素晴らしい選手たちと一緒にゲームをする中で学べることも・・・ もちろん試合中以外でも1日中学ぶこともたくさんあるんです。」と、カナダカップから始まり、W杯予選、日米対抗ソフトボール2023、アジア大会と続いた海外遠征での成果も教えてくれました。女子ソフト JDリーグ|日本代表の若きエースとして知られる後藤希有投手(トヨタレッドテリアーズ)は日本代表のユニフーム姿を日本の前で披露-Journal-ONE撮影

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