後半戦からチームに加わった同級生のメーガン投手についても、「日米対抗で投げ合ったので、素晴らしい投手であることは知っていました。メグは情熱的で気迫あふれるピッチングをする投手。タイプは違いますが、その投球やソフトボールに取り組む姿勢には刺激を受けますし、自分も負けられないという気持ちがあります。チームメイトとして一緒に戦えることは本当に心強く、守備のチームであるトヨタにおいて、三輪選手と3本柱が競い合っていけば優勝にも近づくと思います。」と、その加入を嬉しそうに話す後藤投手。
ダイヤモンドシリーズへは、「総合(全日本総合女子ソフトボール選手権)も国体(燃ゆる感動かごしま国体)も悪天候で、決勝戦を行わずに終わったのは少し残念でしたが、2冠を獲れたことは素直に嬉しいです。JDリーグではダイヤモンドシリーズをしっかり勝ち切れるよう、自分のできることをしっかりやります。昨年のダイヤモンドシリーズを経験し、あまり力を入れすぎても良くないと学びましたので、平常心で自分自身が楽しむことを忘れないように。リラックスしてマウンドに立てたらと思っています。」と、噛みしめるように決意を語ってくれました。
“らしさ” を貫き頂点へ -馬場監督
「今シーズンのリーグ戦は、やりたいことをやって勝てたことが嬉しいですね。」と、笑顔で振り返る馬場監督は、前半戦最終戦でインタビューした時と同様に、「今シーズンは選手たちの試合の入り方が良く、先制することでトヨタらしい “守り勝つ” ソフトボールができました。」と選手たちの落ち着いた試合運びを称えます。
後半戦も変わらず好調を維持し続けた要因のひとつとして、「メーガン投手の加入も大きかったですね。シーズン途中から合流なのでどんな風にチームに入ってくれるかが心配だったのですが、意識の高いメーガン投手は、早々にチームに溶け込んでくれました。トヨタのソフトボールを理解しようとする姿勢にチームメンバーも心強く感じています。後藤投手も良きライバルとして。モニカ投手とはまた違う影響を受けています。」と教えてくれた馬場監督。
「昨年のダイヤモンドシリーズでの敗戦を受け、選手たちは本当に成長してくれました、ダイヤモンドシリーズだからといって何か変わるわけではありませんが。トヨタらしい試合をすることで自ずと結果も見えてくると思います。」と、素敵な笑顔で悲願の女王の座奪取への決意を話してくれました。
JDリーグのクライマックスを見逃すな!
最後まで順位の分からない熾烈なリーグ戦を勝ち抜いた7チームによりJDリーグ女王の座を争うポストシーズン。11月11日(土)のプレーオフでは、SGホールディングス ギャラクシースターズ(西地区3位)とデンソー ブライトペガサス(東地区4位・ワイルドカード)が激突。
翌12日(日)には、日立 サンディーバ(東地区2位)とホンダ リヴェルタ(同3位)、豊田自動織機 シャイニングべガ(西地区2位)と11日の勝者が対戦し、それぞれの勝者が11月18日(土)にビックカメラ高崎ビークイーン(東地区1位)、トヨタレッドテリアーズ(西地区1位)に挑戦するダイヤモンドシリーズへと進みます。
2023シーズンのJDリーグ、クライマックスの舞台は埼玉県朝霞市にある朝霞中央公園野球場! 今年も盛り上がること間違いなしのポストシーズン。オリンピック・ロサンゼルス大会で競技復活が決まり勢い付く女子ソフトボールの国内メインイベントを観戦してはいかがでしょうか。