柔道の総本山・講道館が初めて企画した朝稽古、世界中の柔道家たちが憧れる畳で稽古をする初心者の筆者・矢澤昌之(講道館大道場にて)-Journal-ONE撮影
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私たち初心者クラスが上手に受身をできないところを見るや、やさしい笑顔で「両足をもう少し広げてみて。」「引き手をしっかり握ってあげると、もっと相手が楽に受身を取れますよ。」など、ひとりひとりに合った指導をしていただきました。直ぐにやってみると、不格好だった受身が見違えるほどスムーズになります!

83歳となられた現在でも、お子さんを中心にした指導を続けられている三浦先生。日々の鍛錬が健康を保つ秘訣なのかもしれません。本当に憧れる存在ですね。柔道の総本山・講道館が初めて企画した朝稽古、YAWARAちゃんこと谷亮子さんんも師事した三浦照幸先生(八段)の的確で優しい指導(講道館大道場にて)-Journal-ONE撮影

7日間を振り返って

「今日も元気に来てくれましたね。柔道を楽しんでくれていますか?」と、毎朝やさしく声を掛けていただいたのは、上村館長です。以前、Journal-ONEの独占インタビューでもたくさんお話をしていただいた上村館長も、朝稽古の期間中は毎日最初から最後まで道場にお越しになって参加者たちの修行を熱い眼差しで見つめていました。柔道の総本山・講道館が初めて企画した朝稽古には上村春樹館長(九段)が毎日訪れ熱い視線を送る(講道館大道場にて)-Journal-ONE撮影

「正直、7日間やり切るとは思っていませんでしたよ(笑)。本当に頑張りましたね!お疲れ様でした。」と、仮屋先生も私が体験取材を無事にやり遂げたこと驚きながらも喜んでいただきました。柔道の総本山・講道館が初めて企画した朝稽古、体験取材を提案していただいた仮屋力先生(六段)は皆勤賞の筆者を褒める(講道館大道場にて)-Journal-ONE撮影

記録映像を撮っている先生、全体の進行管理をされている先生、柔道の指導だけで無くこういった運営の仕事をさせている先生方も、「おはようございます。」「身体は痛くないですか?」「給水タイムでは必ず水分を補給して下さいね。」と、参加者全員に目を配って声を掛けられています。柔道の総本山・講道館が初めて企画した朝稽古、裏方として記録を撮られる先生も(講道館大道場にて)-Journal-ONE撮影

また、朝稽古後に参加者が着替えて帰るその横で、毎日の稽古について気付いた点などを皆さんでミーティングされていました。

ご自身の柔道の探求はもちろんですが、多くの人たちに柔道を広めるために、朝稽古のような新しい機会を提供したり、生徒の反応を共有してより分かりやすい指導方法を話し合ったりと、絶え間ない創意工夫が世界中の多くの人たちに柔道が支持されている理由なのだと思います。柔道の総本山・講道館が初めて企画した朝稽古、向井幹博先生(七段)と藤中拓馬先生(五段)の分かりやすい受身指導(講道館大道場にて)-Journal-ONE撮影

第2回講道館朝稽古も、7/31~8/5(6日間)で開催されており、今後も新たな柔道を学ぶ機会が提供されるかもしれません。日本が誇る柔道を “やってみる” “感じてみる” ことで、新しい気付きを与えてくれる講道館の今後の取り組みに注目していきたいですね。

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
アクセス
講道館
  • 都営地下鉄三田線/大江戸線 春日駅下車(出口A1・A2)徒歩1分
  • 東京メトロ南北線 後楽園駅下車(出口6)徒歩3分
  • 東京メトロ丸の内線 後楽園駅下車(出口3)徒歩3分 JR中央線・総武線 水道橋駅下車 徒歩8分
柔道の総本山・講道館が初めて企画した朝稽古、世界中の柔道家たちが憧れる畳で稽古をする初心者の筆者・矢澤昌之(講道館大道場にて)-Journal-ONE撮影
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
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