また、毎年秋には佐賀市の嘉瀬川河川敷を主会場に、佐賀平野中西部の広い範囲で開催される “佐賀インターナショナルバルーンフェスタ” も魅力的なイベント。100機を超える気球が飛び交う様はもちろん、夜間係留でランタンのようにライトアップされた大きな気球を間近でみることもできます。ソフトボールの大会にこのバルーンフェスタの時期がずれていても大丈夫!佐賀市内には、“佐賀バルーンミュージアム” という施設があり、映像や資料でバルーンフェスタの一端を感じることが出来るからなのです。
今回レポートする全日本総合女子選手権、10月に開催される国民体育大会(2024年からは国民スポーツ大会に名称を変更)、JDリーグなど、日本各地で行われる女子ソフトボールの各試合を観戦しに、旅行がてら各地を訪れてみるのも楽しいですね。
国内最大の総合スポーツ大会への期待も込めて
2023年9月16日(土)から18日(月)にわたって開催された今大会。会場は来年開催される ”第78回国民スポーツ大会(以下、SAGA2024国スポ)“ のソフトボール競技リハーサル大会として運営されています。漁船が停泊するのどかな入り江に隣接された太良町のソフトボール会場では、本番のSAGA2024国スポに向けて準備されたお揃いのユニフォームを着用し、スタッフの皆さんが笑顔でおもてなしをしています。
競技会場班、練習会場班といった選手たちを支えるスタッフの皆さんや、グラウンド脇のテントでは氷水で冷やした地元特産の嬉野茶や、お水を無料で配布するおもてなし班のスタッフの皆さん、会場回りのお手洗いの小まめな清掃や備品の補充をする衛生班環境美化係のスタッフの皆さんなど、多くの地域の皆さんが運営に携わっていました。
スポーツを “する人” だけでなく、”見る人” “支える人” が協力し、このような大きな大会が毎年盛大に開催されているのです。今年の10月に開催される特別国民体育大会 “かごしま国体” を最後に、国民体育大会から国民スポーツ大会に名称は変わりますが、皆さんの素敵な笑顔で、スポーツの振興だけでなく地域の活性化にも繋がる国内最大の総合スポーツ大会の実施意義がここにあることが良く分かります。
今回の全日本総合女子選手権を観戦できなかった方も、この記事を読んでいただき、来年のSAGA2024国スポに足を運び、佐賀県の観光地や名産品を楽しみながら、スポーツ観戦をしていただければ嬉しいです!
様々な思いを抱いて頂点へ
大学、実業団、クラブなど、様々なカテゴリーから代表権を勝ち取り集結した32チーム。この大会に臨む思いも様々です。
Journal-ONEでは、全日本総合選手権をより楽しく観戦していただくため、幾つかのチームにスポットを当てて試合をレポートしていきます。最高の舞台であるインカレを終え、最後に待っていた大きな挑戦の機会に臨む大学ソフトボール部のチームや、佳境となるリーグ戦を一時中断し、トップリーグとしての意地と誇りを胸に日本一を目指すJDリーグのチーム。実際に試合に臨む選手たちはもちろん、采配を振るう監督や、チームを応援する人たちといった様々な視点から、一発勝負の大一番の面白さをお伝えして行きます。