Journal-ONE 山下泰裕 JOC会長 厚地純夫編集長インタビュー
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

私もJOC会長として、そうした職員達を頼もしく、また誇らしく思います。

ですから、このビジョンは殆ど原案のまま。手入れなんかしていません。

おわりに

-いよいよ最後となりました。山下会長から日本の皆さんに向けてのメッセージをお願いします。-

全日本柔道の監督の頃から代わらないメッセージは「夢への挑戦」です。

実は、50代半ばまでは、「夢への挑戦」「可能性への挑戦」「限界への挑戦」と3つの挑戦だったんです。

でもある時、「俺、限界への挑戦って言えるほど挑戦しているかな?」と思って2つに絞りました。(笑)

丁度そのタイミングである本を読んだら、「社会の上に立つ人は頑張りすぎるのは良くない。」「余裕を持って周りの人を見える状況を作らなければならない。」と書いてありました。

更には、「若い時でも、頑張ることよりも先ずは自分の心身のセルフコントロールをすることが遙かに重要だ。」とも書いてありました。

自分の頑張る姿で皆を引っ張っていこうというやり方も大事ですが、頑張りすぎて思い半ばで仕事が出来なくなっても良くない。先ずはコンディションを確りと管理していくことが重要なんだと気付きました。

そして自分が頑張るのでは無くて、周りの頑張りが良く見えることが大事なんだと。

それを読んだときに「あ、もう限界は取って良いんだ。」って。(笑)

幾つになっても前を向いて、後ろを振り返らず。

そしてですね、自分だけで無くて皆の可能性に向けて一緒に頑張っていけるそんな組織、人でありたいなぁと思います。

特に若い人たちに、夢は変わっても良いし、それぞれ違っていても良い。兎に角、夢を持ちながら人生を送って欲しいなぁ。と思います。

若い人たちが、スポーツで夢を持つ。夢を持つ大切さに気付いてくれる。我々大人達がそういう役割を果たしていきたいですね。

アクセス
JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE
  • 東京メトロ銀座線「外苑前」駅 3番出口、都営大江戸線「国立競技場」駅 A2番出口
取材・文:
Journal-ONE(編集長 厚地純夫)( 日本 )
この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn