アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

車いすラグビー 日本選手権予選の東京大会でボールを追うTOHOKU STORMERSとSILVER BACKS の一戦-Journal-ONE撮影
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その組み合わせを構成できなかったSILVER BACKSの試合は、エキジビジョンマッチで行われることになりました。この大会での日本選手権への出場枠を得るチャンスを失ってしまったSILVER BACKS。12月に行われるプレーオフで再度、日本選手権への出場権獲得に臨むことになってしまいましたが、今年リニュアールされた真新しいジャージーに身を包み、どの選手も楽しく懸命にプレーしています。

「いい加減ベテランなので、動ける時間も少なくなっていますから(笑)。」と話すのは、キャプテンの #11 橋本 友好選手(3.0+)です。埼玉県在住の橋本選手は、「普段、チームの練習に参加できないので、こういった大会でチームの連携やプレーを確認するのですが、今大会は参加できる選手が少なくて・・・」と、メンバーが揃わなかったこの大会を少し残念そうに振り返ります。車いすラグビー 日本選手権予選の東京大会でインタビューに答えるSILVER BACKSの橋本友好選手-Journal-ONE撮影

「とは言え、若い選手も入ってくれて、彼らが活躍してくれたのが収穫です。AOCで日本代表がパリ大会の切符を獲得してくれましたので、これから益々注目度が上がって、車いすラグビーを初めて見ようかなと思ってくれる選手が増えると良いですね。」と、#10 松波正晃選手(3.5)、#44 横内 太陽選手(3.0)らの動きに目を細めていました。車いすラグビー 日本選手権予選の東京大会でボールを追うTOHOKU STORMERSとSILVER BACKS の一戦-Journal-ONE撮影

「もう少しプレーを見てあげる時間があると良いのですが」「プレーオフに向けて、効率的にチームの連携を高めていきたい。」と、抱負も語ってくれました。

新生・日本代表を率いる指揮官も在籍!-AXE

2つめの参加チームは、埼玉県を本拠地とする “AXE(アックス)” 。Journal-ONEが、車いすラグビーと深く関わるきっかけを作ってくれたクラブチームです。

東京2020に向け、内閣官房が登録した512のホストタウン(参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方自治体)のひとつである千葉県松戸市が、そのレガシーを地域で活用していこうと企画したイベントで、松戸市出身である車いすラグビー日本代表の羽賀 理之(まさゆき)選手(2.0)を取材したことがご縁で、車いすラグビーの魅力を伝えるべく、羽賀選手が所属するAXEを密着取材させていただいたのです!千葉県松戸市の東京2020レガシーイベントでトークショーをする車いすラグビー日本代表の羽賀理之選手-Journal-ONE撮影その羽賀選手と、先ほど紹介した倉橋選手が出場したAOCでは、同じAXEに所属する元日本代表の乗松 隆由(たかゆき)選手にAOCのゲームレポートを寄稿していただきました。更にはAOC終了後に、今まで密着取材で大変お世話になったAXEの代表(当時)で2016年パラリンピック・リオデジャネイロ大会の銅メダリストでもある岸 光太郎選手が、日本代表の新ヘッドコーチ(監督)に就任するというビックニュースも発表されたばかり。車いすラグビー 元日本代表の乗松隆由選手(AXE)はJournal-ONE記者としてアジアオセアニアカップの記事を寄稿-Journal-ONE撮影

AOCで死力を尽くした羽賀選手は、この東京予選には出場せずにベンチで声援を送ります。「AOCでの疲れは残っていませんが、少し怪我をしてしまって…まだ完治していないので、出場を見送ることにしました。」と、少し残念そうに欠場の理由を教えてくれた羽賀さん。「今月(8月)には日本代表の合宿が始まりますので、それまでには万全な状態に戻します。新ヘッドコーチ(同じチームの岸さん)が “どういったプレーを目指すのか” が見えていないので、先ずは新ヘッドコーチに選んでもらえるようなプレーが出来るように頑張ります。」と、来年のパラリンピック・パリ大会に向けた決意を話してくれました。車いすラグビー 日本選手権予選の東京大会は欠場となった羽賀理之選手(AXE)-Journal-ONE撮影

日本代表選手が在籍しているとは言え、全員がプロ・アスリートという訳ではないのがクラブチームの大きな特徴。平日はフルタイムで働き、土日だけ活動するといった選手やスタッフが半分以上を占めています。中には、日々学校に通う学生選手も在籍しているのです。「この大会は、羽賀選手が怪我で欠場となったり、学校行事で参加できないメンバーもいるので、厳しい戦いを強いられています。」と話すのは、Nicholas Paul KOVAC(ニック)選手(3.0+)。同じハイポインター・青木 颯志選手(3.0)の欠場で、プレー時間が多くなり少し疲れ気味のニック選手でしたが、「最近、NBAチアリーディングの取材もやっているでしょ?いつも見てるよ!」など、Journal-ONEの記事の話しで盛り上がりました。車いすラグビー 日本選手権予選の東京大会で日本代表の橋本勝也選手(TOHOKU STORMERS)にタックルするNicholas Paul KOVAC(ニック)選手(AXE)-Journal-ONE撮影

今シーズン初のAXE取材。おや?どうやら新しい選手が加入したようです!チームカラーのレッドをメッシュに入れた髪を束ねて颯爽とプレーする女性アスリート。この選手の名前は、貝谷 紗璃菜選手(3.0F)です。AXE期待の新戦力・貝谷選手に公式戦デビューとなったこの大会の感想を聞くと、「車いすラグビーは、覚えることが多くて… とにかく必死にプレーしました。でも、とても楽しくプレーすることが出来ました。」と嬉しそうに話す貝谷選手。車いすラグビー 日本選手権予選の東京大会で初出場した貝谷 紗璃菜選手(AXE)-Journal-ONE撮影

“マーダーボール(殺人球技)” と呼ばれるほど、激しいコンタクトのある車いすラグビー。ラグ車とラグ車が激突するその音と衝撃を目の当たりにして、一発で車いすラグビー観戦にハマる人もいるほどプレーにインパクトがある競技ではありますが、実際に自分がプレーするとなると…少し考えてしまいます。しかし、貝谷選手は「私、今まで運動はしてこなかったのですが、車いすラグビーの試合を観て一目で好きになり、やりたくなってしまいました。コンタクトは楽しいですよ。もっとトライを挙げられるように練習をたくさんしていきたいです。」と、今後の目標を話してくれました。車いすラグビー 日本選手権予選の東京大会で初出場した貝谷 紗璃菜選手と日本代表の倉橋香衣選手(AXE)-Journal-ONE撮影

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