0-3のビハインドで迎えた6回にツーベースを放ち、反撃の口火を切った上村キャプテンも、「去年は1部(JDリーグ)に上がって怖いものなしでした。相手もデータがなかったので、自分たちがやりたいソフトボールができたのですが、今年は攻略されることが多く苦しい試合が続いています。」と今シーズンを振り返ります。
「そんな状況でも、自分たちのソフトボールである粘り強さを出していこうと話しています。田畑投手の加入でローテーションもしっかりと回るようになったことで、永谷投手と田畑投手の後ろに控えるバリエーションある3人の投手陣も活きてきました。」と、田畑投手を労う上村キャプテンの言葉には、チームが成長している自身に溢れていました。
次は今シーズンのホーム最終節!
“仕事とソフトボールの両立” を大切に世界屈指の選手たちと戦うことはとても大変だと想像しますが、「職場の方たちとの距離が近いので、地元開催での声援は本当に私たちの力になります。」と、その効果を教えてくれた上村キャプテン。
初戦の殊勲打を放った朝田選手も、「豊橋ラウンドでは、今節の良い流れを活かして職場の方に普段と違う姿を観ていただきたいです。」と、豊橋ラウンドでの連勝を誓います。
「大学と違いトップリーグではギリギリの勝負が必要となりますが、カウントを悪くして守備のリズムを悪くしては勝てる試合も落としてしまうと実感しました。地元・豊橋ラウンドでは、地元の方々、会社の方々に少しでも感謝の気持ちを伝えるようなプレーを見せて、初勝利を掴みます。」と、前を向いて決意を新たにしていました。
残り2節となったJDリーグの2023シーズン。次の第13節(10月21日、22日 ※一部20日も開催)は、静岡県掛川市、愛知県豊橋市、岐阜県大垣市、福岡県北九州市で。最終節となる第14節(10月28日、29日)は、群馬県高崎市、埼玉県本庄市、愛知県名古屋市、京都府京都市で開催されます。
2028年オリンピック・ロサンゼルス大会での実施競技復活が決まり、これから益々熱くなる女子ソフトボール。お近くの町で開催されるJDリーグを観戦して、ハイレベルな戦いを演じる選手たちの笑顔を間近に観てみませんか?きっと皆さんも、ソフトボール観戦の面白さに気付いてもらえると思います。
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