車いすラグビーにハマるさまざまな理由
既に車いすラグビーに魅了されている私ですが、スタッフの皆さんはどういった経緯でチームに参加したのでしょう?
今回初めてお会いしたマネージャーの一瀬さんにお話を聞きました。
「私は所沢にある国立障害者リハビリテーションセンター学院の義肢装具科に在籍する学生なんです!」と本当に明るく自己紹介を始めた一瀬さん。「入所されている方がリハビリでさまざまスポーツを体験するためいに部活動があるんですが、そこに見学に行ったことがきっかけです。学校で学ぶだけでなく、こういった活動をガッツりやってみるのも経験だと思って色々な部活動を見学していたのですが、車いすラグビーにハマってしまいました。」と競技との出逢いも話してくれました。
車いすラグビーにハマった理由については。「激しくぶつかる音や衝撃はもちろんですが、タイヤが焦げる音や、障がいの種類に応じて選手たちが工夫して最高のパフォーマンスを観せるところが本当に面白いです。車いすのこぎ方ひとつだけ見ても筋肉の使い方が千差万別で、そういったことに気付くととっても楽しいです。」と一瀬さん。
義肢装具士を目指す未来の技術者の視点に感心しただけでなく、義肢装具の勉強にも興味が湧いてきました!
一方、メカニックの川畑 亮輔さんは「東京2020の試合をテレビで観て感動してしまって・・・何とか自分もこのスポーツに携わりたいと思って、AXEに入れてもらったんです!」と、その行動力に驚きました。
一緒に試合中の車輪交換やパンク修理をしていたスタッフの島崎 洸史さんは「子どもが中学1年生で(5年生の時から)車いすラグビーをしているんです。子どもの車いすラグビーを見ているうちに、自分もこの競技に携わってみたくなってAXEに入れてもらったんです。」と家族で楽しむスポーツとして車いすラグビーを選んだことを教えてくれました。
3人とも、試合を真剣な眼差しで見つめ、試合を盛り上げる声かけをしたり、選手を素早くサポートしたりと心から車いすラグビーを楽しんでいる様子が良く分かりました。
優勝したAXEを代表して羽賀選手が「これからも、車いすラグビーをみんなで盛り上げていきましょう!」とコメントしたように、車いすラグビーは、活躍の場を提供するささえる人たち、最高のパフォーマンスを見せる選手たち、そして試合観戦や競技体験を通じて応援する人たちが一体となって育むスポーツであることが分かる取材となりました。
次は、いよいよ国際親善大会 “2022 SHIBUYA CUP” をレポートします!
日本国内だけでなく、世界中の人たちと楽しむ車いすラグビーの魅力を引き続きレポートしますので楽しみにしていて下さいね。