「打ったのはライズ系だと思います。打った瞬間の感触は完璧でした!」と話した打球は、大きな弧を描きライトのはるか頭上を越えるダメ押しのホームランとなりました!6月に行われた地元開催・西予ラウンドに続く第2号ホームランを放った井上選手は、「やっぱり愛媛県に縁がありますね。」とニッコリ。「次のラウンドは私の地元・福岡(北九州ラウンド)です。今度は、応援に来てくれる両親や友だちの前でも良いバッティングを見せて勝利に貢献したいです。」と、残り試合全勝を誓ってくれました。
勝ち越しに地元の皆さんも
「2試合目(対ギャラクシースターズ)は勿体ないことをしましたが、勝ち越すことが出来て良かった。」と話すのは、愛媛県ソフトボール協会会長の森田 浩治さんです。実は森田さん、ヴェールズの創設者で現在もシニアアドバイザーとしてチームを支えているのです。「松山ラウンドには、伊予銀行の社員も地元の方もたくさん応援に来てくれました。支えてくれる人たちの前で勝てたことは本当に大きいです。」と、地域の活性化にはヴェールズの勝利が何よりだと話します。
「スポーツはみんなを笑顔にし、地域を明るくしてくれます。ですから伊予銀行社員はサッカーやバスケットボールなど、自社のチーム以外でも積極的に観戦に出掛けることを奨励しているのですよ。」と、地域と共に歩む会社ならではの素敵な取り組みも教えてくれました。
「天気にも恵まれ、たくさんの人たちが笑顔で観戦してくれて本当に良かったです。」と、カメラを首にかけて忙しく走り回るのは、同副会長の松下 久美子さんです。6月の西予ラウンドで知り合った私たちJournal-ONE編集部にも気さくに話しかけてくれるその笑顔の周りには、いつでも多くの仲間が集まり笑顔を見せています。「私は昔から人の世話をすることが好きなんです。今大会は撮影係を仰せつかり、色々な場所から撮影しないといけなんです。」と、3日間精力的に皆さんの笑顔にカメラを向けていました。
「JDリーグで盛り上がって、県内のソフトボール人口が増えることを期待しています。」と話すのは、同副理事長の高岡 絵里さんです。ご自身も実業団ソフトボールをしていた高岡さんは、“する人” “支える人” のふたつの視点から愛媛県のソフトボール活性化に尽力しています。「JDリーグの試合を観ることで、やってみようと思う子どもがひとりでも増えてくれれば。運営の方もソフトボール経験が無くてもやってみたいというひとが増えると良いですね。」と、トップリーグの開催が地域のすそ野を広げてくれることを願っていました。
“支える人” といえば、JDリーガーたちの移動を支えるチームバスの運転士さんも忘れてはなりません。「北海道などの遠方は現地でバスを借りて運転することもありますが、基本的にはこのヴェールズ・ラッピングバスで移動しています。」と話すのは、ヴェールズチームバスの運転士の西野さんです。「数名でシフトを組んで運転しているのですが、今日(日曜日)の私の担当の時に勝ってくれて本当に良かったです。」と、普段から選手たちの頑張りを間近で観ている西野さんも、松山ラウンドの勝ち越しを喜んでいました。
混戦必至の2023シーズン
2節を残し、東地区のビックカメラ高崎 ビークイーンと西地区のトヨタ レッドテリアーズの優勝が決定しましたが。2位以下が昨シーズン以上に混戦となっている2023シーズン。プレーオフ進出となる両地区2位と3位、ワイルドカードとなる勝率の高い4位のチームになれる権利を有するチームは昨年よりも多く残っています。
第13節(10月21日、22日 ※一部20日も開催)は、静岡県掛川市、愛知県豊橋市、岐阜県大垣市、福岡県北九州市で。最終節となる第14節(10月28日、29日)は、群馬県高崎市、埼玉県本庄市、愛知県名古屋市、京都府京都市で開催されます。
ロス五輪に向けて益々熱くなる女子ソフトボール。お近くの町で開催されるJDリーグを観戦して、ハイレベルな戦いを演じる選手たちの笑顔を間近に観てみませんか?きっと皆さんも、ソフトボール観戦の面白さに気付いてもらえると思います。
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