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峰島さんは持ち点3.5、ニックさんは持ち点3.0のハイポインター。ディフェンスとオフェンスの切り替えがとても早く、このふたりにボールを集めることが得点に繋がるため、味方はパスを通そうとしますが、コースを読んだ相手チームのディフェンス陣がその進路を阻むという攻防が観ていて楽しいです。

峰島さんは、ディフェンスのガードを先読みして回避したり、塞がれた進路から180度急転回して隙間を素早く通り抜けたりと、視野の広さとチェアテクニックは目を見張るものがあります。

ニックさんは、スピードは勿論ですが、ディフェンスのタックルが凄い!

練習や試合の合間は、ジョークを交えたフレンドリーな会話で私の緊張を和らげてくれたニックさんですが、試合中は全くの別人(笑)。

凄い勢いで相手に突進し、ドカン!という大きな音と衝撃をあげるニックさんのタックルは、側に居なくてもその威力が伝わってきます。

記者がタックル体験をした動画がInstagramにありますので、こちらを観て下さい。一瞬、車いすが浮き上がり、身体が後ろに持っていかれる様子が良く分かりますよね?

「マーダーボール(殺人球技)」の異名があるだけあって、本当の試合ではもっと激しいぶつかり合いが観られるのでしょうから、生の試合観戦が楽しみです。

ハイポインターと同じく、オフェンスもディフェンスも素早く対応するミドルポインターのプレーも見応えがあります。

青木 颯志さんは。競技を始めてまだ半年というのに、峰島さんやニックさんと同じくらいの運動量で攻守に活躍していました。

「同じミドルポインターの日本代表・羽賀さんを目標に、もっと上手くなりたい。」と話す青木さんには、チームの皆さんも期待されているようで、戦術やポジション取りなど場面場面で先輩たちが的確にコーチしていました。

初めて間近で見て、体験した車いすラグビーに感動! 

デンマークで銅メダルを獲得した「2022 Wheelchair Rugby World Championship」日本代表の倉橋さん、羽賀さんの他、パラリンピック・リオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得した山口 貴久さんも、AXEのメンバー!

次の取材でお会い出来ることを楽しみにしています。

今回、初めて車いすラグビーを体験させていただきましたが、早くもその素晴らしさに魅了されました!

AXE、RIZE CHIBAの選手、スタッフの皆さんの優しい振る舞いにとても嬉しい気持ちになりましたし、チームの垣根を超えて楽しそうにスポーツをされている姿がとても印象的でした。

これからもっといろいろとお話を聞いて、車いすラグビーの素晴らしさを読者の皆さんと共有したいと思います。

次のレポートも楽しみにしていて下さいね。

アクセス
日本財団パラアリーナ
  • 新交通ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」下車 徒歩すぐ
取材・文:
ペインツェル 仁衣那( ガーナ/日本 )
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