「今日は来日して一番のコンディション(降雨で気温が下がった)だったことがラッキーだった。日本はラインスピーが早く、タックルも良かった。ストラクチャをしっかりさせて戦ってくるチームなので、スペースを作って戦う作戦が上手くいった。」と、キャプテンのビリー・ハーモン(Billy HARMON)選手も想定通りの試合運びに満足した表情で話します。
日本のラグビーの印象について聞かれると、「(自分がプレーしていた頃と比べて)サイズも大きくなったし、自信も深まっている。スピード感ある日本のアタッキングラグビーにのみ込まれないように次も気をつける。」と、引き続き日本のアタックラグビーへの警戒をポイントに挙げていました。
JAPAN XVのコメント
厳しい表情で会見場に姿を現わしたジョセフヘッドHCは、会見が始まると同時に試合を振り返り始めます。「率直な感想はとても残念な結果。チャンスは作ったものの得点につなげることができなかった。チームとして一貫性を持ったラグビーができなかった。」と悔しさを滲ませます。
共同キャプテンのリーチ マイケル選手も、「悔しい結果になったが、負けは負けでしっかり受け止めたい。このチームの強さは反省点から改善していけるところにあると思うので、来週に向けて、もう1回仕上げていきたい」と、大敗を振り返り厳しい表情で話します。
これまでの合宿で取り組んだ初戦としての手応えについては、「ディフェンスの部分やスクラム、モールである程度相手にプレッシャーをかけられたところはあったが、メンタルもフィジカルで改善しないといけない。これからワールドカップで戦うイングランドやアルゼンチン、サモアといった体の大きいチームとの試合が控えているので、フィジカルを最優先に強化していきたい」と話しました。
今後の日程
初優勝を掲げるW杯に向けた国内5連戦は、ノートライの大敗というスタートとなりましたが、強化試合は始まったばかり。オールブラックスXVとの再戦を含めた国内での日程は以下の通りです。
・7/15(土)日本 × オールブラックスXV(熊本・えがお健康スタジアム)
・7/22(土)日本 × サモア(札幌ドーム)
・7/29(土)日本 × トンガ(東大阪市花園ラグビー場)
・8/ 5(土)日本 × フィジー(東京・秩父宮)
そして、国内強化試合を終えた8月15日(火)には、W杯登録メンバー33人がいよいよ発表され、更にW杯フランス大会直前となる8月26日(土)にもイタリア・トレヴィーゾで、イタリア代表との強化試合が追加!W杯モードが一気に加速していきます。
そして本番となる、W杯フランス大会は9月10日(日)から予選が行われることになります。※試合は日本時間
・9/10(日)20:00 日本 vs. チリ
・9/18(月)4:00 イングランド vs. 日本
・9/29(金)4:00 日本 vs. サモア
・10/8(日)20:00 日本 vs. アルゼンチン
史上初の快挙達成の瞬間を、より感動的に味わうために今からでも遅くはありません!
強化試合でラグビーに触れ、もっとラグビーを好きになってみんなで日本代表を応援しましょう。リーグワンのプレーオフ観戦記、日本ラグビーフットボール協会の土田雅人会長独占インタビューも併せて読んでいただけると嬉しいです。