アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

車いすラグビー 日本選手権予選 沖縄大会| 15年ぶりの地元開催で大声援に応えてプレーする元日本代表・リオパラ銅メダリストの仲里進選手(Okinawa Hurricanes)-Journal-ONE撮影
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「私は何度も車いすラグビーを観戦していますが、せっかくの地元開催なので友達を誘ったら、たくさん応援に来てくれました。」と話すのは、仲里選手の従兄弟さんとそのお友達です。「こうして会場に足を運ぶと、車いすラグビー自体が盛り上がってきていることを感じますね。車いすラグビーの体験会の企画などを見て、組織がとても充実してきたなあと実感します。」とのこと。小さなお子さんをお持ちの世代が多く集まった今大会は、次世代のファンも育てていく車いすラグビー連盟の取り組みが功を奏し、世代を超えて楽しむ車いすラグビー観戦を作り出したのですね。車いすラグビー 日本選手権予選 沖縄大会| 15年ぶりの地元開催で大声援を送る元日本代表・リオパラ銅メダリストの仲里進選手(Okinawa Hurricanes)のご家族-Journal-ONE撮影

大阪のWAVESと対戦した2戦は、Hurricanesの組織力が光りました。パリ2024での金メダル獲得に欠かせないローポインターの若山選手や、元日本代表の仲里選手に加え、強化・育成選手である壁谷 知茂選手のアシストを受け、高校生ラガーマンの奥原 悠介選手にボールを集めて得点を重ねます。

「奥原選手の動きは本当に良くなってきました。昨年秋のSHIBUYA CUPに選出されてから一段と上手くなりましたね。」と、その成長に目を細めるのは澤井 裕継選手です。「日本選手権以降は内地の大学に通うため、今後の活動については未定なのです。」と、少し残念な表情で続けた澤井選手でしたが、最後の大会になるかもしれない日本選手権への切符を取るべく、奥原選手を援護する献身的なプレーを見せていました。車いすラグビー 日本選手権予選 沖縄大会| 15年ぶりの地元開催で大声援に応えてプレーする澤井 裕継選手(Okinawa Hurricanes)-Journal-ONE撮影

また、現役日本代表のハイポインター、池崎 大輔選手島川 慎一選手を擁する東京のBRITZと対戦した2試合でも、最後まで連携とファイティングスピリットを保った我慢強いプレーを見せてくれました。

奥原 悠介選手を中心に、ローポインターの伊波 晋哉選手、河野 俊介選手との連携を保ち、現役日本代表のハイポインターに果敢に挑んでいきます。池崎選手のアジリティ高い個人技に対しては、壁谷選手から伊波選手、仲里選手と細かいパスを繋いでディフェンスが追いつかないパス回しで対抗して確実にトライを重ねて食い下がります。車いすラグビー 日本選手権予選 沖縄大会| 15年ぶりの地元開催で大声援に応え日本代表・池崎大輔選手に立ち向かうOkinawa Hurricanesの選手たち-Journal-ONE撮影

点差が詰まり、池崎選手と島川選手が登場する “世界屈指のハイポインターライン” になると、試合展開速度が一気に上がります。しかし、若山選手が高い技術のチェアワークで池崎選手を1対1で抑え込んだり、クイックパス、ワンハンドパスなど多彩なボールハンドリングを見せたりと、BRITZが焦ってミスする場面をしばしば作り、会場からは大きな拍手とどよめきを巻き起こしてくれました。車いすラグビー 日本選手権予選 沖縄大会| 15年ぶりの地元開催で大声援に応え日本代表・池崎大輔選手とマッチアップする東京2020銅メダリストの若山英史選手(Okinawa Hurricanes)-Journal-ONE撮影

「胸を借りるつもりで思いっきりプレーできました。マークでハイポインターが動けなくなる場面で、僕がハンドリングしてボールを繋ぐプレーは日本選手権でもあると思います。」と、試合後に話してくれた若山さん。

ボールを繋いだら直ぐに、今度はボールを受ける側に回るためにあっという間にコートの端から端まで走り抜ける若山選手は、ローポインターとは思えない俊敏な動き。「そういう動きができれば、BRITZのような強いハイポインターがいるチームにも何とか勝負できると思うんです。ハイローラインで僕がミスマッチを起こせれば、池崎選手を抑えながら得点に繋ぐことを想定した練習の成果は出せました。」と “新生・Hurricanes” に手応えを感じています。車いすラグビー 日本選手権予選 沖縄大会| 15年ぶりの地元開催で大声援に応えてプレーする東京2020銅メダリストの若山英史選手(Okinawa Hurricanes)-Journal-ONE撮影

ヘッドコーチにAXEの岸 幸太郎選手が就任した “新生・日本代表” についても、「(10/18から22にかけて開催された) ”2023 International Wheelchair Rugby Cup” でも、ハイポインターにマッチアップするプレーはやりました。新しい体制になって色々と試す中で、銅メダルといった結果を出すことができたのは良かったです。」と、1年を切ったパリ2024に向けての成果も教えてくれた若山選手。車いすラグビー日本選手権予選 福岡大会| 地元Fukuoka DANDELIONの日本代表・草場龍治選手-Journal-ONE撮影

「個々が実力を高めながら、チームとしての成熟度が上がればさらに金メダルに近づいていくのではないかと思っています。初の海外遠征にも関わらず、しっかり自分たちの役割を果たしてくれた若いローポインターも頼もしかったです。」と、初招請された “Fukuoka DANDELION” の草場  龍治選手のスピードと、安藤 夏輝選手のポジショニングに舌を巻く若山選手は、「僕たちベテランとのコミュニケーションによってリラックスしてやってくれたら嬉しいです。」と、自らが代表で培ったスキルをHurricanesはもちろん、他のチームの若手にも惜しみなく共有する若山選手のリーダーシップが日本を高いレベルに押し上げる源なんだと実感しました。

最強の補強で頂点へばく進! -BRITZ

圧倒的なアジリティとゲーム運びで4戦全勝を飾ったのは、東京のBRITZでした。車いすラグビー 日本選手権予選 沖縄大会| 4戦全勝で1位通過したBRITZには東京2020銅メダリストの現役日本代表・池崎大輔選手、長谷川勇基選手が所属する強豪-Journal-ONE撮影

「メンバーが新たに加わり、6人だった昨シーズンと比べて様々なバリエーションのラインが組めるようになりました。その初実践となった今大会では色々な試行ができました。」と話すのは、東京2020の銅メダリスト・島川 慎一選手です。車いすラグビー 日本選手権予選 沖縄大会| 4戦全勝で1位通過したBRITZには東京2020銅メダリストの現役日本代表・島川慎一選手が所属する強豪-Journal-ONE撮影

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